札幌市東白石中で施設体験学習　憧れの中学校生活控え　校区内小学６年生対象

（札幌市 2021-12-16付）

４月から自分が通う学校の授業などを見学した

　札幌市立東白石中学校（三浦英悟校長）で、同校区内の大谷地小学校、本郷小学校、東白石小学校の６年生を対象にした中学校施設体験学習が行われた。参加児童は授業を見学したり、一緒に授業を受けたりするなど、来年度からの中学校生活をイメージした。

　中学校の設備や生活にふれることを通して、児童の進学不安の軽減を図るとともに、スムーズな小中連携を確立し、進学ギャップを埋めることなどが目的。今回は、１１月中旬に２日間、１２月上旬に２日間ずつ実施し、児童約１８０人が参加した。

　１１月１６日には、３小学校の特別支援学級の児童と保護者が来校。中学校の特別支援学級で児童と生徒が一緒に授業を受け、交流を深める場面もみられた。また、保護者対象の説明会を行い、小中の円滑な連携も図った。

　通常の学級の児童は、中学校の英語科をＣｈｒｏｍｅｂｏｏｋを活用しながら体験したほか、学校紹介ビデオを視聴して中学校生活について理解を深めた。

　このほか、来年４月からの学校生活をイメージしながら、事前に各グループに分かれて計画した内容に沿って自由に校内を見学。

　参加した児童からは、「中学生が集中していてやっぱり小学生とは違っていた。自分も中学生になったら小学生に中学校の魅力を伝えてあげられたらいいなと思う」「実際に授業を受けたり、生徒たちの授業を見たりととても参考になった。中学生になるのがとても楽しみ」などの感想が挙がった。

(札幌市 2021-12-16付)