秋元札幌市長が年頭所感　ことしの１字は「礎」　市制１００周年などで抱負

（札幌市 2022-01-07付）

まちづくりの礎を築く１年にと語った

　札幌市の秋元克広市長は、４日の定例記者会見で年頭に当たっての所感を述べた。ことし市制施行１００周年を迎えるに当たり、「未来を見据え、魅力と活力を創造し続けるまちづくりをすすめていく」との考えを表明。毎年恒例となっている、ことし１年を象徴する漢字には「礎」を選定。「２０３０年の招致を目指す冬季オリンピック・パラリンピック大会をまちづくりの契機としたい。市民、企業、行政のオール札幌で力と思いを結集し、課題解決に取り組む」と抱負を述べた。

　秋元市長は、国内でオミクロン株が流行し、市内でも新型コロナウイルス感染症が拡大傾向にあることについて「今後、社会経済活動が活発化する中で、感染の再拡大に警戒を強める必要がある」とし、マスクの着用、手指洗浄などの基本的な感染対策の徹底を呼びかけた。

　また、新型コロナウイルス感染症のほか、気候変動、人口構成の変化など、前例のない様々な課題を解決する必要性を指摘。「魅力的なさっぽろのまちを持続可能な形でつぎの世代につなげていく。そのためのスタートとなる礎の一年にしていきたい」と述べ、ことしの抱負を語った。

(札幌市 2022-01-07付)