道教委が道立学校長人事推進会議　教頭候補者確保念頭に　４年度人事異動案等審議

（道・道教委 2022-01-20付）

　道教委は１８日、第３回道立学校長人事推進会議を開いた。４年度公立高校長および道立特別支援学校長にかかる人事異動の考え方や人事異動案を審議。校長の配置に当たっては、教頭候補者の確保などの人材育成や、地域との連携を念頭に置く必要性が指摘された。

　会議は、学校改革の推進に向けて大局的な観点に基づく客観的な人事配置を進めるために本年度新設したもの。教育長を会長、教育部長を副会長とし、学校教育監など関係する職員で構成する。

　この日の会議では、昨年９月に策定した校長人事の基本的な方針となる「４年度公立高校長および道立特別支援学校長にかかる人事異動の考え方」や４年度当初人事異動案について審議した。

　人事異動案に関連して出席者から、「校長の配置に当たっては、教頭候補者の確保など人材育成のミッションがあることを明確に示すべき」などと意見。各管内の中心的な学校に配置される校長においては、小・中学校や市町村教委と連携して管内全体の教育の充実に貢献する役割を求めた。

　このほか「地域連携特例校をはじめ、各校長はこれまで以上に地域と連携した取組を進めなければならない」など、地域連携を念頭に置いた人材配置の必要性が議論された。

　道教委は今回の審議内容などを踏まえ、引き続き人事異動案を検討。教育委員会会議での審議を経て決定し、３月上旬にも内示する見通し。

(道・道教委 2022-01-20付)