道教委　フリースクール等懇談会　さらなる連携強化を　試験実施協力へ働きかけも

（道・道教委 2022-01-20付）

道内のフリースクール関係者ら９人が出席

　道教委は１３日、フリースクールなど民間施設との懇談会をオンライン開催した。不登校の子どもの支援や教育委員会・学校・施設間のさらなる連携を確認。フリースクールからは、定期テストの実施への協力など教育委員会への働きかけを求めた。

　懇談会は、教育委員会、学校とフリースクールなど民間施設との情報共有や意見交換を通し、子どもの社会的自立に向けた支援や連携の在り方について共通理解を図るため毎年開催しているもの。

　フリースクールなど民間６施設から９人、道教委から７人が参加した。

　開会に当たり義務教育課の田口範人課長補佐があいさつ。懇談会のネットワークを基盤としてフリースクールなどの民間施設、教育委員会、学校間の一層の連携を図っていく考えを示した。

　続いて、道教委が昨今の教育に関する動向、本道における不登校の現状、道立青少年体験活動支援施設（ネイパル）の６施設の概要について情報を提供した。

　フリースクールは、コロナ禍によって運営面をはじめ多方面に大きな影響が生じている現状を伝えた。

　最後に、学校とフリースクールとの連携に関して協議。定期テストの結果を学校に送る際、協力的に学校が動けるよう教育委員会からの働きかけを要請。貧困家庭への支援の必要性や、運営を補助する道外自治体の事例を伝えた。

(道・道教委 2022-01-20付)