道教委　１ヵ月単位変形労働　進路指導業務追加へ　推薦書や調査書作成等想定

（道・道教委 2022-01-21付）

　道教委は、４年度から１ヵ月単位の変形労働時間制の対象業務に、進路指導に関する業務の追加を検討している。推薦書や調査書の作成などの業務を想定。教育委員会で決定後、Ｑ＆Ａを作成して周知する。

　１ヵ月単位の変形労働時間制は、修学旅行の引率業務等に従事する道立学校職員の勤務時間の割振り等に関する要領に基づき、４週間の範囲で対象業務に従事する職員の勤務時間を割り振りし、勤務時間を調整できる制度。週当たり平均３８時間４５分となるよう、弾力的な割り振りを行うことが可能となっている。

　道教委『３年度学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」取組状況調査報告書』によると、３年度に制度を活用した学校の割合は７月１日時点で８９・６％で、前年度と比べ０・３ポイント減少した。

　対象業務は、平成２４年度の修学旅行の引率業務から徐々に拡大。本年度の学校における働き方改革に関する取組状況調査における要望に基づき、４年度は児童生徒の進路指導に関する業務の追加を検討。これによって対象業務は計１６業務となる。

　今後、教育委員会での決定を経て要領を改正。事務執行に当たってのＱ＆Ａとともに通知を発出し、４月１日から施行する。

(道・道教委 2022-01-21付)