高校生建築デザインコンクール　最優秀賞ペアら５人に　道建築局が苫工で表彰式　

（道・道教委 2022-02-22付）

前列右から西村さん、早坂さん、八丁教頭、宮岡校長、大野局長、柳生さん、蓑島さん、高橋さん

　【苫小牧発】高校生建築デザインコンクールで入賞した苫小牧工業高校（宮岡勝郎校長）の生徒５人が１７日、主催する道建築局から表彰状を受け取った。同校を訪問した大野雄一局長が最優秀賞を受賞した早坂亮哉さん、西村理沙さんの３年生ペアらに表彰状を授与。今後も「知識、技術、実行力を磨いて」と激励した。

　コンクールは今回が２６回目。設計課題は「身近なバス停留所の上屋」で全道５校から１１１作品が集まった。同校は毎年授業の一環で参加しており、本年度は最優秀賞１作品、優秀賞２作品を受賞した。

　最優秀賞を受賞した作品のタイトルは「動きによる変化」。早坂さんがスケッチ、西村さんが図面・デザインを担当した。

　この日は大野局長ら道建築局職員が同校を訪問し表彰式を挙行。宮岡校長、八丁正樹教頭らが見守る中、大野局長が受賞生徒に賞状と盾を授与した。早川・西村ペアのほか、優秀賞を受賞した蓑島拓真さん・柳生尚也さんペア、定時制の高橋鉄三さんも同様に表彰された。

　大野局長は「建築には社会や暮らしをより良くする力がある。引き続き学びを継続して、知識、技術、実行力を磨いて」と述べ、今後の活躍に期待を寄せた。

　早坂さんは「努力が認められ大変うれしい。この経験を今後の糧にしていきたい」とあいさつした。

　製図の授業を担当し早坂さんらを指導した北側智哉教諭は「授業時間だけでは足りず放課後も残って頑張っていた。テーマをかみ砕き、自分たちの考えを最後まで貫いて形にした」と生徒たちの努力をたたえた。

(道・道教委 2022-02-22付)