道教委　遠隔学習導入モデル事業　指定校動画を限定公開　ＩＣＴ効果的活用の参考に

（道・道教委 2022-02-24付）

　道教委は、オンライン学習導入モデル事業の研究実践指定校８校における実践映像の動画を関係者に限定公開した。内容はＩＣＴの効果的な活用に向けた研修や学校全体で取り組む組織体制の整備、オンライン・通常授業における活用など。児童生徒の学びを保障するため、実践を参考に自校の体制を整備するよう呼びかけている。

　事業は２年度に実施。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、研究実践指定校８校においてオンラインを活用した家庭学習の支援や効果的な指導方法の調査研究に取り組んだ。

　オミクロン株の影響で感染が再び拡大傾向にあることを踏まえ、１４日に指定校８校における実践交流会を開催。その後の課題への対応や先進的な取組を共有した。ＩＣＴを活用した教育活動の一層の充実を図るため、各学校における実践の映像をユーチューブで関係者に限定公開した。

　伊達市立伊達小学校と今金町立今金小学校は、ＩＣＴの効果的な活用に向けた研修や学校全体で取り組む組織体制を紹介。

　富良野市立富良野東中学校、新篠津村立新篠津中学校は、やむを得ず登校できない生徒のためスカイプを活用したオンライン授業、欠席者の授業参加のアプリの活用などを取り上げている。

　鵡川高校、江差高校では通常授業における効果的な活用のほか、来年度から始まる１人１台端末環境に向けた教科のルールづくりや全体共有を紹介。旭川養護学校、余市養護学校の２校は、施設訪問のオンライン授業の実践を伝えている。

(道・道教委 2022-02-24付)