岩農高 空知建協と連携し研究　アグリ甲子園最優秀賞　ビジネスモデルを提案

（学校 2022-02-24付）

最優秀賞に輝いた開発土木専攻班の8人

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（鎌田一宏校長）農業土木工学科２年生で開発土木専攻班の８人がアグリテック甲子園２０２１で最優秀賞を獲得した。空知建設業協会協力のもと進めてきた連携授業での研究成果をビジネスモデルとしてまとめて提案。１５日には同校で鎌田校長が賞状やトロフィー等を手渡し、生徒たちの功績をたたえた。

　同校は平成３０年度に奈井江町の建設企業・㈱砂子組と、令和元年度からは空知建設業協会と連携授業の協定を結び、最先端のＩＣＴ技術を体験できる授業を継続。本年度は班長の佐藤楓さんを中心に、農地再編にかかる土木工事で作成した３Ｄ位置情報を農業に横展開し、農業用トラクタ・ドローンで作付けや農薬散布に応用できるよう検証を進めてきた。

　オンライン開催の当日は、大学や工業高校など６チームの中でビジネスプランの完成度の高さが評価され、最優秀賞と副賞の中西製作所賞、ソフトバンクイノベンチャー賞に輝いた。

　リーダーを務めた河端輝季さんは、受賞に当たり「副賞を５つのうち２ついただいていたので、最優秀賞も受賞できたことはびっくりした」と。発表については「プレゼン能力を上げることに力を入れた」と話していた。

　メンバーの三上斗蒼さんは「受賞できてうれしい」、西野聖弥さんは「建設業協会の方々がマンツーマンでＣＡＤの使い方を細かく教えてくれたおかげ」、阿部遥仁さんは「今までやってきたことが評価され、良かった」と話していた。

(学校 2022-02-24付)