帯広大空学園義務教育が開校式　学年を超えた固い絆を　バルーンアートで門出祝う

（市町村 2022-04-12付）

米沢市長から校旗を受け取る村松校長

　【帯広発】帯広市立大空学園義務教育学校（村松正仁校長）の開校式が８日、同校で執り行われた。代表生徒は「学年を超えた固い絆を」と、新たな環境での学びに向けて児童生徒を鼓舞。華やかなバルーンアートに囲まれ、出席者たちは門出を祝った。

　同校は、旧大空小学校と旧大空中学校の統合による施設一体型教育施設で、市内初の義務教育学校。教育目標「学校・家庭・地域で学び育み　夢をもって挑戦し続ける子供を育成する」のもと、４・３・２制で特色ある教育課程を展開する。

　この日、会場には８・９年生が出席。２～６年生は教室、７年生は自宅でそれぞれオンライン配信を視聴するなど、感染症対策を徹底して挙行した。

　登壇した池原佳一教育長は、開校までの準備期間を振り返る中で地域や保護者の協力に謝意を示し「夢や希望あふれる学校をつくり上げてほしい」と期待を寄せた。

　村松校長は自校をクルーズ船に例え「９年間が楽しく素晴らしい旅となるよう、しっかりと舵を取っていきたい」と気を引き締めた。

　在校生を代表し、生徒会長の伊藤理人さん（９年）が登壇。「喜びや悲しみを分かち合い、学年を超えた固い絆を結びませんか」と、会場や配信先の児童生徒に呼びかけた。

　このあと、米沢則寿市長から村松校長に校旗が手渡された。大空小・大空中出身のオカリナ奏者ホンヤミカコさんが作詞作曲し、事前に録音された校歌が会場内に流れ、出席者たちは同校における新たな歴史の幕開けを祝福した。

(市町村 2022-04-12付)