日高局　公立小・中学校長会議　リーダーシップ発揮を　管内教育推進の重点を説明

（道・道教委 2022-04-19付）

メーン会場には校長１４人が参集した

　【苫小牧発】日高教育局は１２日、管内公立小・中学校長会議を開催した。メイン会場の浦河町総合文化会館に１４人が参集したほか、２７人がオンライン参加した。行徳義朗局長が管内教育推進の重点を説明し「学校経営の最高責任者としてリーダーシップを存分に発揮して」と激励した。

　この日は、同会館に日高地区校長会の役員７人、各町の代表として７人の計校長１４人、来賓として各町教委の教育長７人が参集。このほかの校長２７人はズームを利用してオンラインで出席した。

　はじめにあいさつした行徳局長は、元プロ野球監督の故・野村克也氏がチームづくりの参考にした中国の兵法「四軽二重一信」を紹介。自由な気風、信賞必罰、信頼関係を重んじてチームの士気を高めたことを伝え「学校も同じように組織としての総合力を高めることが重要。組織として教育の質を向上させる取組を推進してほしい」と求めた。

　引き続き、管内教育推進の重点を説明。重点の３本柱「育成を目指す資質・能力を確実に身に付けさせる教育課程の編成・実施」「未来の日高教育を創造していく教職員の育成」「教育活動の質の向上を図る“働き方改革”の着実な推進」について伝えた。最後に「組織的に取り組むことがポイントになる。こうした学校文化を管内全体で育んでいくために校長会の役割が大切になる」と述べ、校長のリーダーシップ発揮に期待を寄せた。

　また、熊谷誠義務教育指導監が学校経営指導訪問などの所掌事項、鈴木毅教育支援課長が新型コロナウイルスにおける臨時休業の取扱いの変更点を説明した。

(道・道教委 2022-04-19付)