札工高 建設企業招き出前授業 ICT技術に興味津々 重機試乗 グラウンド整備も(学校 2022-04-28付)
グレーダーに試乗する生徒たち
札幌工業高校(太田潤一校長)で22日、同校OBが多数在籍する建設企業・地崎道路(株)北海道支店(髙橋勝之取締役支店長)による出前授業とグラウンド整備が行われた。出前授業では、土木科2年生63人を対象にICT施工に関する座学や重機の試乗体験も。生徒たちは現場で採用されている先端技術に触れ、建設産業の魅力を感じた。
出前授業およびグラウンド整備は、同校野球部OBの髙橋支店長をはじめ、同校出身者が多数在籍していることもあり、平成26年から「恩返しのつもり」(髙橋支店長)として実施しているもの。
同校は、建設現場で採用されているICT施工に触れる貴重な機会として、2年度から取り組んでいる道教委専門高校フューチャープロジェクト(SFP)の一環に位置づけている。
グラウンド整備には、千歳営業所の岩田哲幸副所長ら18人が参加。タイヤローラー、タイヤショベル各1台、ICT施工を行うモーターグレーダー2台を稼働させ、運搬した土を均した。
出前授業は座学と実技を行った。座学は同校OBの石川英明さんが担当し、ICT施工の仕組みなどを説明。実技は畠山修主任が担当し、情報化施工のシステムなどを解説したあと、生徒と共にモーターグレーダーやタイヤローラーに乗り込み、試乗体験をサポートした。
土木科の川村茂教諭は「レーザースキャナーやトータルステーションを直接使って重機を動かす貴重な機会。最先端の技術に触れることは非常に勉強になる」と話した。梶邦明主幹教諭は、同社の社会貢献について「学習面だけではなく、安全面においても本当にありがたい」と感謝した。
髙橋支店長は「生徒たちが体験を通して魅力を感じ、建設業界全体に興味を持ってほしい」と期待した。
(学校 2022-04-28付)
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