比布町比布中央学校が開校　安心して自分表現　三浦校長　村中町長　社会生き抜く力を

（学校 2022-04-26付）

三浦校長が生徒会長に校旗を手渡した

　【旭川発】義務教育学校・比布町立比布中央学校（三浦秀也校長）の開校式が４月上旬、同校で執り行われた。三浦校長は、大きな可能性に満ちた子どもたちに向けて「安心して自分を表現していってほしい」などとエールを送った。

　平成２６年小中連携教育推進協議会が発足。３０年には中央小学校施設内に比布中学校が移転改築され、令和元年から施設併設型小中一貫教育がスタートした。３年度からは義務教育学校開校に向けた工事が進められ、今春、比布中央学校が開校した。

　式典には６年生と９年生の計６２人が出席。他の学年の児童生徒は各教室からオンラインで見守った。

　村中一徳町長は、これまで取り組んできた小中連携教育の実践を振り返りながら「子どもたちには社会を生き抜く力、やり抜く力、ひたむきな姿勢と粘り強さを養ってほしい」と期待を込めた。

　来賓では、上川教育局の立花博史次長が局長あいさつを代読。大きな期待を抱いているとしながら「小学校と中学校が築き上げてきた伝統を融合し、新しい教育活動を実践していってほしい」と述べた。

　村中町長から三浦校長に新しい校旗が授与されたあと、中野莉緒生徒会長（９年生）に手渡され、出席者一同で開校を祝った。

　三浦校長があいさつ。元プロ野球、鈴木一朗（イチロー）選手の活躍を例に、志を高く持つことの大切さを説きながら「自分に大きな可能性があることを信じながら、上級生を手本に安心して自分を表現していってほしい」とエールを送った。

(学校 2022-04-26付)