当別高 CLASSプロジェクト　観光コンテンツが不足　地域が抱える課題出し合う

（学校 2022-05-25付）

１年生６５人が６班に分かれてグループ協議

　当別高校（宮本匠校長）は１３日、同校で総合的な探究の時間にかかる地域課題を知るガイダンスを行った。１年生３科６５人が６班に分かれてグループ協議。過日行われた当別町を知る講話で学んだまちの歴史や地域の特徴、まちづくりの取組などを踏まえ「農業の後継者・担い手不足」「観光コンテンツ不足」など地域が抱える課題を出し合った

　道教委が進めている道CLASSプロジェクトの一環。推進校の同校は、地域の企業や住民と連携し「当別独自の持続可能な地域づくりの担い手の育成」を目標に掲げ、取組を進めている。

　ガイダンスは、主体性を持って自らの考えを伝え、行動できる生徒の育成を目指すとともに、町を知ってもらい、地域に興味や関心を持つことが狙い。講話で学んだまちの歴史や特徴、取組などを踏まえ、ガイダンスを進めた。

　地域コーディネーターを務める㈱松岡商事の松岡宏尚専務や、町企画課の田中大樹氏ら関係者９人が各グループに加わり話し合った。

　松岡専務は「課題を考えるときに正解はない。人によって見え方や考え方は様々。たくさんの意見を出し合って視野を広げてほしい」と話した。

　生徒たちは、グループでの協議を通して「農業の後継者・担い手不足」「高齢者の福祉」「商店街衰退」「観光コンテンツ不足」などを地域課題として挙げた。

　ガイダンス後、同校の園芸デザイン科が育てたシクラメンを参加者らに贈った。

(学校 2022-05-25付)