札幌簾舞小でホクレン陸上教室　速くなった！と笑顔　選手やコーチが６年生指導

（札幌市 2022-05-26付）

走り方の基礎を身に付けた

　ホクレン農業協同組合連合会の女子陸上競技部が２０日、札幌市立簾舞小学校（筒井祐光校長）を訪れ、陸上教室を開いた。６年生約４０人に、選手やランニングコーチらが走り方の基礎を指導。トレーニング後の５０㍍走では多くの児童が記録を伸ばし、笑顔を見せた。

　ホクレン女子陸上競技部は、昭和６２年の創部から３６年目を迎える。

　平成２３年度からは、地域社会貢献活動の一環として道内の小学校を訪れ、ランニングの基礎トレーニングやリレー競争などを指導する陸上教室を開催している。

　しかし、ことし３月、女子陸上競技部の活動を令和４年度末で解散することを発表。長年継続してきた陸上教室も、本年度に予定している簾舞小など６校での開催をもって終了する。

　本年度道内２校目の開催となったこの日は、女子陸上競技部の片平啓史郎ランニングコーチ、相川志織マネージャー、清水美穂選手、岩川侑樹選手が来校。６年生約４０人に、走り方の基礎を指導するとともに、食の大切さを伝えた。

　準備体操、ランニングのための調整運動に続いて、片平コーチが走り方をレクチャー。①かかとを上げる②腕を使う③目線を下げない―など、走る上で大切にするべきことを説明した。児童たちは３点を意識しながら、選手たちと共に、ラダーやミニハードルを使ったトレーニングを体験した。

　最後に、４人一組で５０㍍走に臨み、タイムを計測。多くの児童が記録を伸ばし、「やった！」「速くなった！」などと笑顔を浮かべ、今月２８日の運動会に向けて自信を付けた。

　ホクレン広報総合課の西山勝彦課長は「選手たちと触れ合うことで、児童たちの思い出として残ってもらえたら」と目を細めた。

(札幌市 2022-05-26付)