札幌市教委　３年度就学援助受給率　１３・４％１万７８７５人　２０１人減　過去１０年で最小

（札幌市 2022-05-25付）

札幌市就学援助認定状況の推移（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、３年度の就学援助受給率をまとめた。就学援助を受けた児童生徒数は１万７８７５人で、前年度と比べて２０１人減少。受給率は１３・４１％で、０・１８ポイント下降した。過去１０年の推移をみると、受給者数、受給率ともに最小となった。

　市の就学援助は、世帯収入が一定以下で、小・中学校（中等教育学校前期課程を含む）の児童生徒がいる家庭に対して、年間１万３２３０円から２万７３１０円までの学用品や給食費、修学旅行費などを援助するもの。

　児童生徒数自体は、昭和６０年度をピークに、平成２９年度以降は１３万３０００人前後で推移。一方で、受給者数は平成５年度から２３年度までは毎年度増加し、２４年度以降は減少に転じた。過去１０年の受給率をみると、２４年度の１８・１６％がピークとなっており、２５年度から下降が続いている。

　３年度の受給者の内訳は、児童が２５４人減の１万１３５３人、生徒が５３人増の６５２２人。受給率は、児童が０・２３ポイント下降し１２・７２％、生徒が０・１ポイント下降し１４・８０％となっている。

(札幌市 2022-05-25付)