札幌市立小　２１日から運動会開幕　頑張る姿を保護者に　札幌有明小　玉入れなど

（札幌市 2022-05-24付）

懸命に綱を引く児童

　札幌市立小学校の運動会が２１日から開幕した。新型コロナウイルス感染症を考慮し、時間やプログラムの短縮、平日開催などで実施。有明小学校（松田慎一郎校長）は、有明スポーツフェスティバルとして２１日に開催し、児童は綱引きや玉入れなどに、全力で汗を流した。

　市立小学校は例年、多くが５月から６月にかけて運動会を開催している。２年度以降は、新型コロナの影響によって、開催時期を秋に変更せざるを得ない状況に。

　各校では、開会式を各教室のテレビで視聴できるように工夫したり、代替措置として平日の体育の授業を保護者参観に切り替えて実施したりするなど、感染症対策を講じた上で実情に応じて開催してきた。

　本年度は、１学期中に約９割の学校が実施を計画。今月２１日から順次開催し、２８日には最も多い９４校が開催を予定している。

　有明小は２１日にスポーツフェスティバルとして開催。昨年は無観客の配信形式だったが、ことしは保護者が見守る中で行われた。

　同校のことしのテーマは「たてわり」。チーム分けから競技まで縦割り活動を中心に組み立てた。たてわりリーダーの高学年を中心に練習や作戦を考えて、準備を進めてきた。

　開会に当たり、松田校長があいさつ。「スポーツフェスティバルの取組の中で、体育的な成長はもちろんのこと、授業だけでなく休み時間も縦割りで取り組むことで他者意識を育て、つながりを深めることができた」と児童の成長をアピール。

　その上で「高学年を中心に子どもたちが考え、主体的に取り組む行事となった。子どもたちが縦割りで関わりながら、主体的に頑張る姿を見守ってほしい」と呼びかけた。

　プログラムでは、綱引きや玉入れ、徒競走などが行われた。児童は保護者が見守る中で元気良く汗を流し、練習の成果を存分に発揮した。

(札幌市 2022-05-24付)