札幌市Ｐ協　４年度定期総会　来年の北海道ブロック大会へ準備　中野会長(南区Ｐ連)を再任

（札幌市 2022-05-26付）

本年度の事業計画などを審議した

　札幌市ＰＴＡ協議会は２４日、ホテルロイトン札幌で４年度定期総会を開いた。本年度の運営方針や事業計画案などを審議。人材育成や研究活動の推進に向けた国内研修事業を実施するほか、来年に予定されている第７０回日本ＰＴＡ北海道ブロック研究大会札幌大会の準備を進めていくとした。役員改選では、南区ＰＴＡ連合会の中野吉朗氏を会長に再任した。

　開会に当たり中野会長があいさつ。「コロナで多くの活動が行えない状況が続いている。この２年間でマイナスもあったが、オンラインなど今後も活用できるツールが発見された。子どもたちがマスクを外し、満面の笑顔が見れる環境にできるよう、会員や学校と協力して活動していきたい」と宣言した。

　来賓祝辞では、札幌市教委の村上玄光生涯学習推進課長、札幌市中学校長会の富川浩会長が登壇。学校諸問題の解決に向けて、地域と学校が連携した活動の充実に期待を寄せた。

　議事では、３年度の会務・一般会計・監査などを報告。原案どおり承認したあと、本年度の運営方針と事業計画案を審議した。

　運営方針には「札幌市民憲章の精神を受け、各区ＰＴＡ連合会と緊密な連携を図るとともに、関係諸団体と協力し、子どもたちの健全な成長のために、協議会の役割を最大限に発揮できるよう努める」「ＰＴＡの原点である“子どものため”を、“自分の子どものため”“学校の子どものため”“社会の子どものため”として、社会の未来を担う子どもたちの幸せを願い、安全・安心で豊かな学校生活を送れるように、学校・地域との連携・協働を目指す」など４点を設定した。

　活動の重点には「教育環境に関する調査研究を実施し、関係機関・諸団体への要望活動を行い、その成果について検証する」「ＰＴＡ会員の信頼に応えるため、その声に耳を傾けるとともに、コロナ禍をはじめとする喫緊の課題にも積極的に取り組んでいく」など５点を掲げた。

　事業計画では、組織・運営、研修研究活動、広報・調査活動、青少年育成活動、表彰事業など、７つの活動・事業の計画を審議。組織・運営では「ＩＣＴの活用を推進し、効率的な組織運営と資源の節約を図る」とした。

　研修研究活動では「市Ｐ協の人材育成および他都市のＰＴＡ活動の調査研究のため、国内研修事業を実施」「第７０回日本ＰＴＡ北海道ブロック研究大会札幌大会の準備を進める」など７つを盛り込んだ。

　役員改選では、中野会長を再任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝中野吉朗（南区Ｐ連、常盤中）

▽副会長＝湯浅ひとみ（西区Ｐ連、西陵中）、村形亜佐美（手稲区Ｐ連、稲穂中）、五十嵐佳織（北区Ｐ連、北辰中）、壽原智子（東区Ｐ連、明園中）―新、辻本悟（豊平区Ｐ連、羊丘中）―新、大牧眞一（札幌市小学校長会、幌南小校長）―新、熊谷誠二（札幌市中学校長会、山鼻中校長）―新、笹山雅司（札幌市立幼稚園・こども園長会、かっこう幼園長）―新

▽監事＝小笠原宏至（中央区Ｐ連、中島中）、小戸田友香（厚別区Ｐ連、信濃小）―新

(札幌市 2022-05-26付)