道研が８月に新研修　高校入試問題活用し授業改善　中学５教科で指導力向上研修

（道・道教委 2022-06-06付）

　道立教育研究所は、８月２６日午前９時３０分からオンラインで「教科指導力向上研修」を開催する。高校入試問題や各種調査結果から子どもたちの学力に係る課題を見いだし、実践的指導力（授業力）の向上を図るもの。入試問題を中核とした研修は道研でも初めて。

　対象は中学校教諭。国語、社会、数学、理科、英語の５教科について指導力向上のための研修を行う。

　教科ごとの部会に分かれ、各種調査の結果報告等の説明に続き演習。参加者が実際に高校入試問題にチャレンジし、生徒が問題の解答を導き出すプロセスを再現。問題を解くために必要な資質・能力や、どのような授業を行うことが効果的かなどを生徒の目線から探る。

　その後、「育成を目指す資質・能力と問題の関係性」をテーマに協議し、その結果を踏まえた授業の構想について話し合う。

　受講者限定のズームによるオンライン配信で、各受講者の勤務校等から参加できる。

　道研では「”子どもたちの学力を上げる方策が分からない””高校入試問題や各種調査結果をどのように活用すれば良いのか”といった悩みや、”授業改善の方向性やヒントを知りたい”とお考えの先生方にぜひ参加していただきたい」と話している。

　問い合わせは道立教育研究所研究部・電話０１１（３８６）４５１７まで。

(道・道教委 2022-06-06付)