道教委 教育局政策プレゼン 石狩など7局採択 地学協働や郷土学習等展開(道・道教委 2022-06-06付)
道教委は教育局による政策プレゼンテーションの4年度採択結果をまとめた。石狩、後志、胆振、渡島、上川、宗谷、オホーツクの7局に決定。学校・家庭・地域向けのオンラインコンテンツの開設、地域課題の解決に向けた地学協働体制の構築、ふるさと学習の発信など、創意工夫あふれる取組を展開する。
教育局による政策プレゼンテーションは2年度から開始。昨今の社会情勢を踏まえた教育課題の解決に向け、本庁と教育局が各管内における具体的な課題や解決方策、成果の見通しを共有して実効性ある取組の推進に資することを目的としている。
本庁が提示した複数のテーマから、各教育局が教育課題に応じたテーマを選択し、課題の解決に向けた施策を提案する。4年度のテーマは①ウィズコロナ・ポストコロナにおける新しい学び②生涯を通じ、個性が輝き豊かさを実感できる教育の推進③北海道への誇りと愛着をもち、未来を切り拓く人づくり④3年度採択局における取組の継続・拡充事業―の4つ。
5月に各教育局長によるプレゼンテーションを実施し、採択教育局として7局を決定した。このうち後志と宗谷の2局は3年連続、石狩は2年連続での採択となる。
石狩教育局では、ズームによる学習会「いしかり局ちゃんねる」を継続するほか、教員・保護者・地域向けの動画を短時間で発信するコンテンツを新たに開設。大人から子どもへの応援メッセージの作成や管内の子どもが協議する仮称・子ども未来会議の設置などオンラインを活用した取組を進める予定。
渡島教育局は、渡島フロンティア人材育成事業を始動。「縄文文化の継承と活用」をテーマに小・中・高の連携による地学協働の枠組みを構築し、学校の取組を支援していく。
上川教育局が計画しているkamikawa未来人(みらいびと)プロジェクトでは、地域の企業等との連携による地学協働の取組を進め、中・高の総合的な学習の時間や総合的な探究の時間の充実に向けた取組を実施する。
6月から各教育局で事業を展開する。来年2~3月に成果報告会を開催する予定。
採択教育局のサブテーマはつぎのとおり。
▽石狩=教育情報の共有による学校・家庭・地域の連携強化
▽後志=管内の中高生が後志の発展や課題解決のために協力して政策提案を行う機会と仕組みづくり
▽胆振=管内の各市町村を学ぶふるさと学習の成果発信、オンラインによる地域間交流の実施
▽渡島=渡島フロンティア人材育成事業
▽上川=地域企業とwin―winの関係を築くkamikawa未来人プロジェクト
▽宗谷教育局=3年度採択「SOYA 未来プロジェクト」の継続・拡充事業
▽オホーツク=オホーツクきゅんとしてGOODプロジェクト~ふるさとに想いを馳せる心の醸成
(道・道教委 2022-06-06付)
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