道教委が道立学校事務長会議　若手職員の育成に力を　孤立化防止へ交流機会確保等

（道・道教委 2022-06-06付）

　道教委は５月２７日、道立学校事務長会議をオンライン開催した。総務課の齊藤栄三課長補佐はオンラインによる交流機会の確保など若手職員の育成に力を入れるよう要請。不祥事防止の指導徹底と信頼される学校づくりを呼びかけた。

　会議は教育行政の課題や業務に関する留意事項を説明し、情報共有を図ることを目的として毎年度開催しているもの。

　道内の道立学校の事務長、教育局の道立学校運営支援室長が参加した。

　開会に当たり総務課の齊藤課長補佐があいさつ。新規採用者や若手職員が大きく増加する中、人間関係の希薄化や年齢構成の状況から孤立化が懸念されるとした上で、フォローアップの充実や研修機会の確保に引き続き努めるとし「各教育局や学校においても、職場研修や日常的な指導の充実に加え、オンラインなどを活用して学校・教育局・近隣校の間で交流機会を設けるなど、職場内外の両面から若手職員の育成に力を入れてほしい」と求めた。

　不祥事防止の徹底にも注意を喚起。職員の面談などを通じて自覚を促す指導を求め、その上で「児童生徒や保護者のニーズに応えながら充実した教育活動を進めるため、引き続き事務長・道立学校運営支援室長のリーダーシップのもと適切な財務会計の執行や業務の推進管理に努めてもらい、信頼される学校づくりに向けた取組を」と述べた。

　このあと関係各課が所管事項について説明。ICT教育推進課からはＢＹＯＤによる授業での１人１台端末の活用やＧＩＧＡスクール運営支援センター、スクールネットなどについて説明した。

(道・道教委 2022-06-06付)