札幌市教委　市立中部活動指導員　４年度１０人増６５人配置　特別外部指導者は２６人

（札幌市 2022-06-07付）

　札幌市教委は、市立中学校における部活動指導員について、本年度は前年同期比１０人増の６５人を配置している。顧問教諭不在時における練習試合への引率、部活動の指導を担う特別外部指導者は２６人を配置。外部人材を配置することで児童生徒の活動機会の確保や部活動指導者の専門性の向上を図る。

　市教委では、部活動の休止や廃止を防ぐことなどを目的に、平成２１年度から外部顧問モデル事業を実施し、２４年度から外部顧問制度を開始。教員不在時でも生徒を指導できるほか、大会への引率が可能となっている。

　２８年度からは特別外部指導者活用事業を実施し、各中学校における部活動の振興のため、部の運営を単独に行うことのできる部活動指導員や顧問教諭が不在でも単独で技術指導ができる特別外部指導者を派遣。令和２年度からは国の制度に合わせて、名称を部活動指導員に変更した。

　また、これまで運動部活動のみを対象としていた特別外部指導者活用事業において本年度から文化部活動も対象に追加した。

　本年度の部活動指導員は１０人増の６５人を配置。特別外部指導者は２６人を配置している。

　市教委は「外部人材を配置することで部活動が存続でき、生徒の活動機会の確保につながれば」と話している。

(札幌市 2022-06-07付)