札幌市中央図書館　２年度読書活動　アンケート調査②　読み聞かせ「あった」７～８割　学校図書館「利用」小７割、中高３割

（札幌市 2022-06-07付）

▼学校の図書館以外の公共の図書館・図書室の利用について

　「全く利用しない」が各校種で最多。小学生は３８・５％、中学生が５５・０％、高校生が４８・２％だった。

　利用に関する回答では、「数か月に１回」が最も多く、小学生が３０・９％、中学生が２９・７％、高校生が３６・９％）となった。

　全ての児童生徒において前回調査より公共の図書館、図書室等を利用する割合は増加している。

▼本の読み聞かせを受けた体験

　全ての校種において「よくあった」が最多。小学生が３８・１％、中学生が４１・２％、高校生が５５・８％となった。

　小さいころに本の読み聞かせを受けた経験「よくあった」と「たまにあった」の回答を合計すると、小学生・中学生は７割程度、高校生では８割程度と高い割合となった。

　一方で「まったくなかった」の回答は、小学生が８・０％、中学生が４・３％、高校生が１・７％となっている。

▼下校後の読書について

　全ての校種で「たまにある」が最も高くなっている。小学生は４１・５％、中学生が３７・８％、高校生が３５・１％だった。

　小中学生では「よくある」の割合が２番目に高く、それぞれ、２９・４％、２２・３％となっている。

　高校生は「ほとんどない」が２９・７％、「まったくない」が２３・６％となっており、「よくある」は１１・６％で、各校種で最も低い結果となった。

▼１日の読書時間

▽学校がある日

　小学生は「３０分～１時間程度」が２８・９％で最多。中高生は「ほとんど読まない」がそれぞれ３５・３％、５９・９％で最も高かった。

　また「３０分未満」では、小学生が２５・９％、中学生が２６・７％、高校生が２５・３％で、大きな差はなかった。

▽学校が休みの日

　全ての校種で「ほとんど読まない」が最も高くなっている。小学生が２９・２％、中学生が４０・５％、高校生が５１・８％となった。

　また「２時間以上」と「１～２時間程度」の回答割合の合計では、小学生が３０・５％、中学生が２６・１％、高校生が１１・７％だった。

▼学校の図書館利用について

　小学生は「たまに利用する」が４４・２％、中学生・高校生では「まったく利用しない」がそれぞれ４５・１％、４７・４％で最も高くなっている。

　学校の図書を「よく利用する」「たまに利用する」の回答を合計すると、小学生は７割程度と高くなっているが、中学生・高校生では３割程度と、大きく差が開いた。

　小中学生では過年度調査との比較では大きな差はない。高校生では「利用する」の割合が前回調査より１５ポイント程度多くなっている。

（連載終わり）

(札幌市 2022-06-07付)