道　２定議会補正予算案発表　子育て支援に１９億円　学校・園の給食費も支援

（道・道教委 2022-06-09付）

　道は、１４日に開会する第２回道議会定例会に提案する補正予算案を発表した。補正額は３５７億３６９万円。子育て世帯への給付金支給事業に合計１９億２１１０万円を計上。国費で低所得のひとり親世帯に児童１人につき５万円を、さらに道独自に低所得の子育て世帯に児童１人につき１万円を支給する。また、給食費の原材料費等支援を盛り込んだ。

　補正額のうち、長期に及ぶコロナ禍の影響や、ウクライナ情勢に端を発した国際情勢の変化に対応するための「緊急対応分」が１８０億９３８５万円と半分弱を占める。

　主な教育・子育て関係の事業はつぎのとおり（全て新規）。

▽子育て世帯生活支援特別給付金支給事業＝５億８４６０万円

　コロナ禍の影響を受けている低所得のひとり親世帯を対象に給付金を支給する（負担国１０割）。

・対象者＝児童扶養手当受給者、公的年金受給等による児童扶養手当未受給者、家計急変によって児童扶養手当受給水準となる者

・支給額＝児童１人当たり５万円

・支給対象＝町村区域（市区域は市が支給）

・所要額＝給付金５億６０４５万円（１万１２０９人）、事務費２４１５万円

▽子育て世帯臨時特別給付金支給事業＝１３億３６５０万円

　コロナ禍の影響を受けている低所得の子育て世帯を支援するため道独自の臨時給付金を支給する（子育て世帯生活支援特別給付金への上乗せ支援）。

・対象者＝低所得の子育て世帯（全市町村）

・支給額＝児童１人当たり１万円

・所要額＝給付金１３億１８５９万円（１３万１８５９人）、事務費１７９０万円

▽給食費原材料費等支援事業＝３億２１９４万円

　栄養バランスや量を保った給食の実施が継続できるよう、保護者の負担軽減に向けた給食原材料等の経費を支援する。

・道立学校＝（略）

・私立幼稚園等＝１億３３３５万円―私立幼稚園等、小学校、特別支援学校２６３園・校

・保育所等＝１億５６５４万円―保育所、認定こども園（幼稚園型以外）６２８園

(道・道教委 2022-06-09付)