浦河高 働き方改革4年度実施計画 クラスルームを活用 定型業務自動化、教頭支援も(道・道教委 2022-06-17付)
【苫小牧発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた浦河高校(齊藤雄大校長)は、4年度実施計画をまとめた。学習課題や生徒・保護者との連絡などにグーグルクラスルームを活用するほか、定型業務の自動化に取り組み、関係業務の所要時間半減を目指す。教頭への支援にも取り組み、校長・各分掌との役割分担を見直し、グループウエア活用による職員間の連絡・情報共有の円滑化も図る。実施計画の概要はつぎのとおり。
◆目指す学校の姿
▼目標
教員一人ひとりがワーク・ライフ・バランスを意識し、誇りや情熱を持ち続け、その使命と職責を遂行し健康で充実して働くことができる学校。子どもたちと十分に向き合うことが出来る環境をつくり、効果的で質の高い教育活動を持続的に実践できる学校。
◆推進校の必須取組
【手引きに掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽人事評価(業績評価)に働き方改革に係る項目を導入
▽職員会議の効率化(ペーパーレス)
▽家庭との連絡および連携のオンライン化(グーグルフォームを活用)
▼到達目標
▽手引きに掲げられている取組について、働き方改革推進コアチームで検討し、5点以上に着手する
【出退勤管理システムによる時間外在校等時間のデータをもとに、分析・可視化し、ワーク・ライフ・バランスに係る職員の意識向上を図る】
▼具体的な取組
▽出退勤管理システムのデータを職員へフィードバックするとともに、超過勤務を長時間行っている職員の状況について聞き取りを行うなど、原因分析を行う
▽データをもとにして、職員の意識向上を図る研修を行う
▼到達目標
▽毎月のデータをフィードバックするとともに、職員の意識向上を図る研修を年2回実施する
【手引きに掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】
▼具体的な取組
▽出勤簿の廃止
▽決定書の廃止
▽働き方改革推進コアチームの活動で、新たな取組のアイデアを検討
▼到達目標
▽すでに実施
▽新年度から実施
◆推進校の選択取組
【ICTを積極的に活用した業務等の推進】
▼具体的な取組
▽学習課題や生徒および保護者への連絡事項など、グーグルクラスルームを活用
▽その他、定型業務の自動化についてコアチームで検討
▼到達目標
▽関係業務の所要時間を50%縮減
【地域との協働の推進による学校を応援・支援する体制づくりの推進】
▼具体的な取組
▽外部人材活用推進のためのコンソーシアムを構築
▼到達目標
▽外部人材活用件数を前年度比120%
【教頭への支援】
▼具体的な取組
▽校長、各分掌との役割分担の見直しによる業務の平準化
▽グループウェアの活用による職員間の連絡や情報共有の円滑化
▼到達目標
▽教頭の超過勤務時間を昨年度より20%以上縮減する
(道・道教委 2022-06-17付)
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