ふるさと教育・観光教育推進へ 石狩市双葉小など74校指定 道教委 3テーマで学習展開
(道・道教委 2022-06-17付)

 道教委は、道ふるさと教育・観光教育等推進事業の4年度実践校・協力校を決定した。石狩市立双葉小学校など実践校34校と協力校40校の計74校で、「アイヌの人たちの歴史・文化等」「北方領土」「観光」いずれかの学習テーマで北海道への理解を深め、郷土愛や誇りを育む教育活動を展開する。

 同事業は、道徳科、総合的な学習の時間、特別活動などでアイヌの人たちの歴史・文化や北方領土の学習を取り上げたり、北海道の自然や文化、観光産業等の教育資源を活用したりすることで、ふるさと教育・観光教育の充実を図るもの。

 実践校は①『北海道ふるさと教育指導プログラム』に基づく地域の人材、施設、関係機関等の教育資源を活用した教育活動(「アイヌの人たちの歴史・文化等」「北方領土」)②北海道の自然や文化、観光産業等の教育資源を活用した教育活動(「観光」)③ふるさと教育・観光教育に関する学習成果物の展示・授業公開・人材の活用④管内協力校を対象とした実践発表・情報提供⑤社会性を育む教育に関する事例提供⑥世界遺産・日本遺産・北海道遺産に関する事例提供―などに取り組む。

 本年度の実践校は小学校17校、中学校16校、義務教育学校1校の計34校。協力校は小学校24校、中学校14校、義務教育学校2校の計40校。

 学習テーマ別にみると、「アイヌの人たちの歴史・文化等」では白老町立白老小学校など実践校13校と協力校13校の計26校、「北方領土」では北見市立豊地小学校など実践校8校、協力校13校の計21校を指定。

 「観光」では、滝川市立明苑中学校など実践校13校、協力校14校の計27校を指定した。

 今後、実践事例交流会を開催して演習や協議などを行い、指導計画や指導内容の改善、事業成果の効果的な活用を図っていく。

 なお、義務教育課ホームページでは、3年度の実践事例を紹介している。

道ふるさと・観光教育等の実践校と協力校

 4年度道ふるさと教育・観光教育等推進事業における実践校と協力校はつぎのとおり。

【アイヌの人たちの歴史・文化等】

▼実践校

▽空知=岩見沢市東小

▽石狩=石狩市双葉小

▽後志=真狩村真狩小

▽胆振=白老町白老小

▽日高=平取町平取小

▽渡島=長万部町長万部中、木古内町木古内中

▽上川=富良野市樹海学校(前)

▽オホーツク=大空町東藻琴中

▽十勝=更別村上更別小

▽釧路=釧路町昆布森小、釧路町昆布森中

▽根室=羅臼町春松小

▼協力校

▽石狩=江別市大麻小

▽胆振=白老町白老中

▽日高=平取町二風谷小

▽渡島=北斗市石別小

▽檜山=上ノ国町河北小、江差町江差北小

▽上川=東神楽町東神楽小

▽留萌=小平町鬼鹿小

▽宗谷=利尻富士町鴛泊中

▽オホーツク=湧別町上湧別小

▽十勝=芽室町上美生小

▽釧路=標茶町沼幌小

▽根室=別海町中春別中

【北方領土】

▼実践校

▽石狩=北広島市西の里中

▽胆振=室蘭市室蘭西中

▽日高=新冠町新冠中

▽渡島=七飯町大中山中

▽上川=鷹栖町北野小

▽オホーツク=北見市豊地小

▽十勝=足寄町大誉地小

▽根室=別海町中春別小

▼協力校

▽空知=夕張市夕張中

▽石狩=江別市文京台小

▽後志=泊村泊中

▽胆振=苫小牧市沼ノ端中

▽日高=えりも町えりも岬小

▽渡島=八雲町八雲中

▽檜山=奥尻町奥尻中

▽上川=中川町中央小

▽留萌=天塩町天塩中

▽宗谷=稚内市宗谷小

▽オホーツク=遠軽町東小

▽十勝=帯広市帯広第二中

▽釧路=弟子屈町弟子屈小

【観光】

▼実践校

▽空知=滝川市明苑中

▽石狩=恵庭市恵庭小

▽後志=ニセコ町ニセコ中

▽胆振=登別市青葉小

▽日高=日高町門別小

▽渡島=知内町知内小、鹿部町鹿部中

▽檜山=上ノ国町上ノ国中

▽留萌=増毛町増毛中

▽宗谷=猿払村拓心中

▽オホーツク=網走市呼人中

▽十勝=陸別町陸別小

▽釧路=浜中町茶内中

▼協力校

▽空知=岩見沢市メープル小、深川市多度志小

▽石狩=新篠津村新篠津中

▽後志=寿都町寿都小

▽胆振=洞爺湖町洞爺中

▽日高=日高町日高小

▽渡島=森町森小、福島町福島小

▽檜山=せたな町瀬棚中

▽上川=南富良野町南富良野中

▽オホーツク=斜里町知床ウトロ学校

▽十勝=豊頃町大津小

▽釧路=厚岸町厚岸小

▽根室=根室市歯舞学園

(道・道教委 2022-06-17付)

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