紋別中 4年度働き方改革実施計画 デジタル採点システム 活用し効率化 課題解決チーム中心に推進
(道・道教委 2022-06-23付)

表
紋別中における事業の予定(クリックすると拡大表示されます)

 【網走発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた紋別市立紋別中学校(坂田直繁校長)は、4年度実施計画をまとめた。働き方改革推進のコアチームとなる課題解決プロジェクトチームを中心に、デジタル採点システムを活用した業務の効率化など業務改善に向けた取組を推進する。実施計画の概要はつぎのとおり。

◆推進地域の取組

【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】

▼具体的な取組

▽ワークライフバランスを意識した働き方の推進

▼到達目標

▽月2回以上の定時退勤日の実施

▽15日以上の年次有給休暇の取得促進

【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】

▼具体的な取組

▽ICTの活用

▼到達目標

▽中学校における採点支援システムの導入

【成果の把握、検証および各種研修会での普及】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムによる在校等時間の推移と分析

▼到達目標

▽在校等時間の分析を行い外部に公表

【教育職員の勤務実態にかかる公表等理解促進】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムによる在校等時間の推移と分析

▼到達目標

▽在校等時間の分析を行い外部に公表

【部活動の在り方に関する検討】

▼具体的な取組

▽合同部活動や地域部活動の運営体制に関する検討。学校および町内スポーツ・文化団体との意見交換

▼到達目標

▽検討体制を整備し、意見交換を年数回実施

◆目指す学校の姿

▼目標

 教員一人ひとりがワークライフバランスを意識し、誇りとやりがいを持って働くことができ、教員が自らを磨きながら、子どもたちと十分に向き合うことが出来る環境によって、効果的で質の高い教育活動を持続的に実施できる学校。また、働き方改革についての国や道の動向を保護者や地域住民に周知し、目的の達成を目指す

◆推進校の必須取組

【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】

▼具体的な取組

▽学級だよりの隔週発行や学年だよりへの変更。およびHPへの掲載による業務軽減

▽保護者配付文書のメール配信

▽定期テスト実施時期の変更

▽通知表発行時期と所見記載時期の変更等

▼到達目標

▽手引に掲げる取組について、課題解決プロジェクトチームで検討し、新たな項目に着手する

【全ての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録・分析・可視化】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムのデータを職員へフィードバックし、原因分析

▽データをもとにして、職員の意識向上を図る

 在校時間の長い職員に対しては面談を実施し改善に向けた意識改革を実施

▼到達目標

▽毎月のデータをフィードバックするとともに、日ごろから職員の意識向上を図る声かけを実施

【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】

▼具体的な取組

▽課題解決プロジェクト(コア)チームを活動させ、新たな取組のアイデアを募集し、スピード感をもって対応する

▼到達目標

▽職員から取組のアイディアを吸い上げ、改善に向けての意識をより深める

◆推進校の選択取組

【留守番電話やメールによる連絡対応や押印の省略等】

▼具体的な取組

 留守番電話やメールによる連絡対応や押印の省略等

▼到達目標

 勤務時間外対応を縮減し定時退勤に向けた雑務の緩和

【部活動休養日の完全実施】

▼具体的な取組

 学校事情にもよるが、平日2日、週末1日以上、活動時間平日2時間、休業日3時間の徹底

▼到達目標

 明確な年間指導計画を立て、計画的な活動を実施し見通しを持った生活を送らせる

【北海道アクション・プランに掲げる取組】

▼具体的な取組

 学校だよりやホームページ等を活用し、現在置かれている学校の現状や国や道の施策を積極的に広報し、理解を得られるよう発信に努める。

▼到達目標

 情報発信に心がけ国や道の動向を広報し、現状把握する

【学校行事の精選とPTA組織再編成によって、職員と保護者の負担軽減】

▼具体的な取組

 生徒の自主的自治活動に重きを置き実施。保護者の協力を得やすい日常の場の確保による。

▼到達目標

 PとTともに負担となる業務の効率化と削減

(道・道教委 2022-06-23付)

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