江差高 4年度働き方改革実施計画 教育課程 南檜山学始動 地域人材確保し協働体制構築
(学校 2022-06-27付)

表
江差高における事業の予定(クリックすると拡大されます)

 【函館発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた江差高校(武藤禎弘校長)は、4年度実施計画をまとめた。本年度から開始する教育課程「南檜山学」やボランティア活動の活性化によって地域人材の確保を推進。地域協働体制の構築を図っていく。実施計画の概要はつぎのとおり。

目指す学校の姿

▼目標

 教員一人ひとりがこれまでの働き方を見直し、日々の生活の質や教職人生を豊かにすることで、自らの人間性や創造性を高める中、深い学びが実現する授業づくりに切磋琢磨するとともに、生徒一人ひとりと十分に向き合い、より効果的な教育活動を持続的に実施できる学校づくりを目指す。特に特定の教員に業務が集中してしまう傾向があることから、業務の平準化を意識した働き方を推進する。また、経験の浅い先生が増えてきたことから、教員間の横のつながりを大切にしながら、個業化しないためにもお互いの働き方が見える職場づくりを進める。

推進校の必須取組

【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】

▼具体的な取組

▽職員会議ペーパーレス化

▽教頭業務の見直し

▽次年度以降の複数担任制導入

▽定期テストの回数減

▽不登校生徒の別室登校に対応する人材確保(ボランティアスタッフ等)

▽職員室の環境整備および文書等のデータ保存の推進

▽部活動大会参加数の見直し

▼到達目標

 第5章に掲げる取組について、働き方改革推進コアチームで検討し、5点以上に着手する。

【全ての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録・分析・可視化】

▼具体的な取組

▽超過勤務時間のデータを毎月職員へフィードバックするとともに、長時間の超過勤務を生み出している業務や職員の状況について定期的にヒアリングを行うなど、原因分析を行う

▽データや上記ヒヤリングの内容に基づき、職員の意識向上を図る研修や資料提供を行う

▼到達目標

 毎月のデータをフィードバックするとともに、職員の意識向上を図る機会提供を年2回実施する。

【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組を含む)を実施】

▼具体的な取組

▽校内体制の再編と校内規定の見直し

▽PTA組織の改編

▽個人別定時退勤日の設定

▽一斉メールシステムの有効活用

▼到達目標

 働き方改革推進コアチームや関係機関で検討して着手する。

推進校の選択取組

【地域との協働の推進による学校を応援・支援する体制づくり推進】

▼具体的な取組

 4年度に開設する「地域学(南檜山学)」やボランティア活動の活性化に関わる地域人材資源の確保を推進する。

▼到達目標

 本年度以上に地域人材を確保する。

【学校の組織運営に関する見直し】

▼具体的な取組

 校務分掌や各種委員会の整理・統合を行い、業務の適性化を図る。

▼到達目標

 現行の4分掌体制を3分掌体制に組織改編するとともに、校内規定に大幅な見直しを図る。

【教頭への支援】

▼具体的な取組

 事務職員や一般教諭との役割分担の見直しなどによる業務の平準化や簡素化による教頭業務の負担減を図る。

▼到達目標

 教頭の超過勤務時間を前年比10%以上縮減する。

(学校 2022-06-27付)

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