厚沢部中 4年度働き方改革実施計画 部活休養年間104日以上 LAN環境増強しクラウド化
(学校 2022-06-22付)

表
厚沢部中における事業の予定(クリックすると拡大表示されます)

 【函館発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた厚沢部町立厚沢部中学校(玉置英樹校長)は、4年度実施計画をまとめた。推進地域の取組では、部活動休養日を年間で104日以上設けることを目標に掲げた。学校独自の取組では、校内LAN環境を増強し、文書および教材保存のクラウド化移行を推進する。実施計画の概要はつぎのとおり。

◆推進地域の取組

【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】

▼具体的な取組

▽学校行事の精選・見直しの推進

▽調査業務の精選・見直しの推進

▼到達目標

▽全町立学校における学校行事の精選・見直しの実施

▽町教委実施の調査件数の5%以上の削減

【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】

▼具体的な取組

▽校務支援システムの活用推進

▽副教材費等の完全口座振込化

▽ICTの活用

▼到達目標

▽通知表や調査書等の作成にシステムの積極的活用する

▽副教材費等を全て口座振込とする

▽採点支援システムの全校導入

【成果の把握、検証および各種研修会での普及】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムによる在校等時間の推移と分析

▽町内学校による働き方改革成果交流

▼到達目標

▽各校在校等時間の分析を行いHPにて定期的に公表

▽推進校を中心とした成果交流を実施。好事例の横展開を図る

【教育職員の勤務実態にかかる公表等理解促進】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムによる在校等時間の推移と分析

(再掲)

▽学校運営協議会や学校HP、町広報誌等の媒体を活用し、働き方改革の目的や取組内容について地域住民に対する広報活動を行う

▼到達目標

▽上記に同じ

▽年2回広報誌に掲載。推進校の取組は随時HPへ掲載

【部活動の在り方に関する検討】

▼具体的な取組

▽部活動休養日を年間で104日以上を設定する

▽夏季の部活動終了時間を30分早める

▼到達目標

▽上記に同じ

▽夏季の下校時刻を18時までとする

◆目指す学校の姿

▼目標

▽教員一人ひとりがワーク・ライフ・バランスを意識し、誇りとやりがいを持って働くことができ、教員が自らを磨きながら、子どもたちと十分に向き合うことができる環境によって、効果的で質の高い教育活動を持続的に実施できる学校

◆推進校の必須取組

【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】

▼具体的な取組

▽通信簿の様式の工夫

▽板書内容の工夫(ICTの活用)

▽保護者面談の工夫

▽プリンターの配置等の見直しによる時間削減等

▼到達目標

▽第5章に掲げる取組について、働き方改革推進コアチームで検討し、10点以上に着手する

【全ての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録・分析・可視化】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムのデータを可視化し、職員へフィードバックするとともに、状況について分析を行い課題を共有する

▽データをもとにして、職員の意識向上を図る研修を行う

▼到達目標

▽毎月のデータをフィードバックするとともに、職員の意識向上を図る研修を年2回実施する

【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】

▼具体的な取組

▽文書および教材・写真等の保存に関して校内LANの整備を行い、クラウド化に移行推進

※働き方改革推進コアチームの活動で、新たな取組のアイデアを検討

▼到達目標

▽校内LAN環境の増強準備が済み次第クラウド化への移行を急ぐ

◆推進校の選択取組

【ICTを積極的に活用した業務等の推進】

▼具体的な取組

クラウドサービスの活用による外部評価のデジタル化

▼到達目標

▽関係業務の所要時間を50%縮減

【学校給食費等の公金化の促進および徴収・管理業務の負担軽減】

▼具体的な取組

教材費、学級費、生徒会費等保護者からの徴収金の口座振替化(再掲)

▼到達目標

▽現金徴収のゼロ化および徴収業務にかける時間を50%縮減

【部活動休養日等の完全実施】

▼具体的な取組

▽部活動ガイドラインに沿った年間計画の策定と実施管理

(学校 2022-06-22付)

その他の記事( 学校)

学校周辺を町花で彩る 鷹栖高 恒例の花壇整備

鷹栖高校花壇整備  【旭川発】鷹栖高校(大橋一夫校長)は5月下旬、全校生徒98人による学校周辺の花壇整備を行った。環境美化と地域づくりへの意識を高めるもの。生徒たちは鷹栖町の町花マリーゴールド700株を植え、...

(2022-06-29)  全て読む

8授業配信し研究協議 附属旭川小の教育研究大会 4年社会 情報の役割とは

 【旭川発】道教育大学附属旭川小学校(笠原究校長)は17日と24日の2日間、教育研究大会2022をオンライン開催した。全8授業を配信し、子どもが探究する授業づくりを公開した。  同校は3ヵ...

(2022-06-29)  全て読む

5年度に新学科 文科省が届出受理 道文教大と北星学園大

 文部科学省は24日、5年度開設予定の大学の学部等の設置届出一覧(4月分)を発表した。道内からは、道文教大学が医療保健科学部に看護学科とリハビリテーション学科を新設するほか、北星学園大学が社...

(2022-06-28)  全て読む

江差高 4年度働き方改革実施計画 教育課程 南檜山学始動 地域人材確保し協働体制構築

表  【函館発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた江差高校(武藤禎弘校長)は、4年度実施計画をまとめた。本年度から開始する教育課程「南檜山学」やボランティア活動の活性化によって地域人材の確...

(2022-06-27)  全て読む

泊泊中2年生 トンネル工事を見学 大勢で働いているんだ JVが建設業の魅力PR

泊中トンネル工事現場見学  【小樽発】泊村立泊中学校(浦嵜昌明校長)の2年生は6月上旬、岩田地崎・吉本・佐々木共同企業体が施工する「道道泊共和線交付金茅沼1号トンネル」の現場見学会に参加した。普段目にすることのできな...

(2022-06-27)  全て読む

函館北中 長期欠席生徒の学習支援 全学級・教科で授業配信 双方向型システム検討も

函館北中オンデマンド配信による長期欠席者への支援  【函館発】函館市立北中学校(奥崎敏之校長)は本年度から、新型コロナウイルスの罹患等で長期欠席した生徒の学習支援に取り組んでいる。全学年・全学級の全教科で指導済みの授業動画をクラウドにアップ...

(2022-06-22)  全て読む

北見支援 4年度働き方改革実施計画 分掌業務や行事見直し e―smileプロジェクト

表  【網走発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた北見支援学校(菅原靖博校長)は、実施計画をまとめた。働き方改革推進プロジェクト、通称e―smileプロジェクトを立ち上げ、分掌業務、学校行...

(2022-06-21)  全て読む

余市紅志高 4年度働き方改革実施計画 行事等精選を具体化 各部活動に複数顧問配置

表  【小樽発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた余市紅志高校(生田仁志校長)は、4年度実施計画をまとめた。教職員の意見を踏まえ、学校行事等の精選・見直し等を具体化していくほか、ICTを活...

(2022-06-21)  全て読む

幌延中 4年度働き方改革実施計画 部活動ごとに複数顧問 休日超過勤務10%超縮減へ

表  【稚内発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた幌延町立幌延中学校(小野篤夫校長)は、4年度実施計画をまとめた。選択取組に「複数顧問の効果的な活用」を設定。具体的な取組として、部活動ごと...

(2022-06-20)  全て読む

札幌工高 ICT出前授業参加 測量技術の進歩実感 地元業界2団体が主催

ICT出前授業 札幌工業高校(太田潤一校長)で8日、札樽地区測量設計協会と日本建設機械施工協会北海道支部の共催によるICT建設施工出前授業が行われた。土木科2年生64人が参加し、3次元レーザースキャナのデ...

(2022-06-17)  全て読む