プロの助言で現場体験　帯広工業高　外部連携探究学習

（学校 2022-06-29付）

稲田小では生徒が計測に臨んだ

　【帯広発】帯広工業高校（中島泰彰校長）は２２日、同校で環境土木科３年生の課題研究「外部との連携による探究学習」の開始式を行った。土木について体系的・系統的に理解し、技術を身に付けることなどを目的に行っているもの。生徒４０人が専門家のアドバイスを受けながら現地学習に取り組んでいる。

　道開発局帯広開発建設部と帯広市、市内の建設企業（株）平田建設（長谷川雅毅社長）の３者が協力している。帯広開建は橋梁点検などの現地学習、市はまちづくりデザインゲーム、平田建設は同校の外階段改修と帯広市立稲田小学校（野中利晃校長）の屋外トイレ前のブロック床改修を担当。それぞれの取組に生徒９～１１人がチームを組んで挑戦する。

　取組に先立ち、２２日には開始式を実施。中島校長は「地域と連携しながら取り組めるのは大変貴重な機会。１年間の研究が充実したものとなるように」と呼びかけた。

　取組ごとに分かれた生徒は、担当者から注意事項などの説明を聴取。うち稲田小では１１人が参加し、実際に小学校を訪れ屋外トイレ前のブロック床を視察。平田建設の技術者からアドバイスを受けながら計測などに臨んだ。

　同校では来年１月にも研究報告会を予定しており、発表に向けて毎週水曜日の午後を基本に活動していく。

(学校 2022-06-29付)