たくさんお米作ろう　紋別渚滑小　田植え体験

（学校 2022-07-01付）

オホーツク送信局の職員が見守る中、田植えを体験

　【網走発】紋別市立渚滑小学校（佐藤進也校長）は６月中旬、市内のオホーツク総合振興局西部耕地出張所敷地内で、毎年恒例の「お米作り」体験学習の一環で田植えを体験した。児童２１人が参加。職員の指導を受け、泥だらけになりながら田植えを楽しんだ。

　西部耕地出張所は、安全・安心な食の生産や農業・農村の大切さを理解してもらうことを目的に、平成１９年度から地元の小学生を対象にお米作り体験を実施。同所敷地内の４坪の水田２枚で、１年を通し田植え、稲刈り、脱穀精米、餅つきを行うこととしている。

　この日は、渚滑小の児童１～６年生２１人が田植えを体験。田植えの体験は、新型コロナウイルス感染症の影響で３年ぶりの実施となった。

　はじめに、鈴木将弘所長が「３年ぶりにみんなと一緒に田植えをすることを楽しみにしていた」と話し「転んでけがをしないよう作業して」と呼びかけた。

　同所職員の説明後、児童は４人交代で田んぼに入り、田植えを体験。「アメンボがいる」「餅つきが楽しみ」などの声が上がった。

　佐藤校長は「体験では、米作りの過程に触れることや、命をいただくことの大切さだけではなく、外部の人との関わり方を学ぶことができる。西部耕地出張所には毎年協力していただき、感謝している」と話した。

(学校 2022-07-01付)