松前高 4年度働き方改革実施計画 新たに教頭支援追加 役割分担見直しや指導員活用等(学校 2022-07-05付)
【函館発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた松前高校(濵名一博校長)は、4年度実施計画をまとめた。本年度の選択取組には、教頭への支援を追加。役割分担の見直しによる業務の平準化や学習指導員を活用した業務の軽減を図り、教頭の在校等時間を月45時間以内に収められるよう働きかけていく。
実施計画の概要はつぎのとおり。
目指す学校の姿
▼目標
北海道アクションプランの趣旨を高い次元で実現するために、地域に根差した伝統ある小規模校のメリットを生かし、学習指導員を含めた地域人材との協働によって、支援体制を構築する。また、教員一人ひとりが長期的な展望に立ち、ワーク・ライフ・バランスを意識しながら、自らの資質能力の向上を考え、やりがいを持って働くことができ、子どもたちと十分に向き合うことができる環境によって、効果的で質の高い教育活動を持続的に実現できる学校。
推進校の必須取組
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽印刷作業などの効率化
▽生徒への対応の質の向上
▽図書室運営体制の見直し
▽環境整備の促進
▽文書等の管理業務の工夫
▼到達目標
第5章に掲げる取組について、働き方改革推進コアチームで検討し、5点以上に着手する。
【全ての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録・分析・可視化】
▼具体的な取組
▽職員会議で時間外勤務の状況を共有した計画的な業務実施の工夫
▽データをもとにして、職員の意識向上を図る研修の実施
▼到達目標
毎月のデータをフィードバックするとともに、職員の意識向上を図る研修を年2回実施する。
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】
▼具体的な取組
▽勤務割振の積極的活用
▽年休の計画的な消化
▽会議の回数削減や時間短縮
▼到達目標
▽該当する割振について管理職から積極的に促す
▽職員の意識の変容を促す取組を実施する
▽分掌や委員会等の会議の見直しを実施する
推進校の選択取組
【教頭への支援】
▼具体的な取組
校長、各分掌との役割分担の見直しによる業務の平準化や業務の簡素化。学習指導員を活用した業務の軽減。
▼到達目標
教頭の月間の時間外在校等時間について、毎月45時間を超過しない(100%)。
【若手教員への支援】
▼具体的な取組
教材データーベースの活用、管理職やミドルリーダーの働きかけ等によって、相談しやすい雰囲気づくりや環境の整備、積極的な研修機会の設定。
▼到達目標
初任者層の超過勤務時間を前年度より10%以上縮減する。
【学校行事の精選・見直し】
▼具体的な取組
学校の伝統行事についても改善を図り、地域連携や人材を活用した時間外勤務の縮減。
▼到達目標
職員の全体の長時間勤務時間を3年度と比較して、10%以上縮減する。
(学校 2022-07-05付)
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