鵡川高　４年度働き方改革実施計画　学校行事業務を１０％縮減　宿泊研廃止、学祭と運動会融合

（学校 2022-07-06付）

鵡川高における事業の予定

　【苫小牧発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた鵡川高校（三村素道校長）は、４年度実施計画をまとめた。学校行事に係る業務を１０％程度縮減させるため、宿泊研修の廃止、学校祭と運動会の融合を図る。教頭の負担軽減に向けて役割分担を見直すほか、職員の負担軽減に向けてワーキンググループの発展的解消を検討し業務改善に取り組む。

　実施計画の概要はつぎのとおり。

目指す学校の姿

▼目標

　学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」を推進しその具現化を図りつつ、教職員がその専門性を高めることで教育活動の改善・充実に努め質の高い実践を推進するとともに、学校経営参画意識を高めることによって協働体制の確立に努め、学校が組織体としての高い機能を有し、教育環境の整備によって連携型中高一貫教育等の一層の充実が図られた、生徒が「行きたい」、地域が「生かしたい」、保護者が「行かせたい」と思う学校。

推進校の必須取組

【手引きに掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】

▼具体的な取組

▽ネットワークを活用した校務・教育活動の運営

▽チーム担任制の定着

▽職員会議の効率化

▼到達目標

▽手引きに掲げられている取組について検討し、５点以上に着手する

【出退勤管理システムによる時間外在校等時間のデータをもとに、分析・可視化し、ワークライフバランスに係る職員の意識向上を図る】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムのデータを職員へフィードバックするとともに、超過勤務を長時間行っている職員の状況について聞き取り、指導・助言を行う

▽繰り返し超過勤務を長時間行っている職員について業務の縮減を図る

▼到達目標

▽毎月のデータをフィードバックするとともに、職員の意識向上を図る面談や、具体的な業務縮減を行う

【手引きに掲載されていない業務改善（すでに実施している学校独自の取組含む）】

▼具体的な取組

▽組織的業務体制の徹底

▼到達目標

▽分掌、ワーキンググループ、学年間の関係組織化とミドルリーダーによる各教員への業務の均等な配分

推進校の選択取組

【教頭への支援】

▼具体的な取組

▽校長、各分掌、事務との役割分担の見直しによる業務の平準化

▽クラウドの活用による職員間の連絡や情報共有の円滑化

▼到達目標

▽教頭の超過勤務時間を前年度より１０％程度縮減する

【学校行事の精選・見直し】

▼具体的な取組

▽宿泊研修の廃止

▽学校祭と運動会の融合

▼到達目標

▽学校行事に係る業務の１０％程度を縮減する

【学校の組織運営に関する見直し】

▼具体的な取組

▽ワーキンググループの発展的解消

▼到達目標

▽ワーキンググループの会議や業務に係る負担をなくし職員の業務の１０％程度を縮減する

(学校 2022-07-06付)