泊小と神恵内小 除草作業見学会 道路維持の重要性学ぶ 地域の建設企業が主催(学校 2022-07-14付)
除草の様子を熱心に見学した
【小樽発】泊村立泊小学校(太田雅則校長)と神恵内村立神恵内小学校(荒木俊行校長)の3・4年生は1日、泊駐在所旧ゲートボール駐車場で茅沼建設工業(株)が開催した除草作業見学会に参加した。草刈車のデモンストレーションの見学や試乗を行い、道路維持管理の役割や重要性について理解を深めた。
見学会は、道路維持管理の仕事の役割などを知ってもらおうと同社が企画したもの。平成24年から泊小の児童を対象に開催しており、神恵内小との合同除草作業見学会は今回が初めての取組。
当日は泊小の3・4年生13人と神恵内小の3・4年生7人が参加したほか、泊村教委の髙山誠教育長、神恵内村教委の玉川量規教育長らが見学した。
冒頭あいさつに立った小樽開発建設部岩内道路事務所の伊藤憲章副所長は「きょう見学する除草作業は、見通しを良くして道路を安全に使用できるようにするための作業。いろいろ見て、質問して知識を深めて」と呼びかけた。
髙山教育長は「道路維持に欠かせない除草作業を見学し、興味を深めて将来の進路選択に生かしてほしい」と期待を込めた。玉川教育長は「普段当たり前に感じている道路維持は、大人たちが守っているから成り立っているということを学んで」と呼びかけた。
このあと児童たちは、新旧2台の草刈車が国道229号の歩道脇に繁茂した雑草を刈り取る様子を熱心に見学。また除草作業に使用した草刈車に試乗した。児童たちは「ハンドルがたくさんでかっこいい!」などと感想を述べながら操縦席に座り、記念撮影などを行ったほか「草刈車はいくらくらいするの?」などと担当者に質問した。
児童たちは「草刈りを間近に見れる貴重な機会で勉強になった」「大きい車がたくさんの草を刈っていて迫力があった」などと感想を述べた。
同社国富道路維持除雪センターの松田隆志所長は「初の合同除草作業見学会だったが、両校の児童たちが仲良く見学してくれてよかった」と話し「こうした経験をきっかけに建設業に興味を持ち、業界の将来を担っていってくれたら」と希望を込めて語った。
(学校 2022-07-14付)
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