元気に帰ってきてね　留萌潮静小　稚魚放流に参加

（学校 2022-07-12付）

サクラマス５０００匹を放流した

　【留萌発】留萌市立潮静小学校（田中克幸校長）の４・５年生１７人は６月下旬、留萌川峠下水位観測所前でルルモッペ河川愛護の会のサクラマスの稚魚放流に参加した。稚魚５０００匹を放流したほか、留萌川付近に生息する生物の説明などを通して自然環境保全の大切さを学んだ。

　稚魚放流は同会の河川美化、環境保全などの活動の一環として実施した。

　同校では総合的な学習の時間として実施。留萌地域の取組や自然環境について知ることをねらいとした。

　同会の原田欣典会長があいさつ。同会の活動について、今回で放流した稚魚は累計５１万４０００匹となることに触れ、児童に対して「サクラマスが戻ってくると願いを込めて放流してほしい」と呼びかけた。

　同会事務局を務める堀松建設工業（株）の堀雅人常務取締役からサクラマスの一生や生態について、（株）建設技術研究所の野中俊文副参事から留萌川や付近に生息する生物について、留萌開発建設部の法村賢一流域計画官からグリーンインフラの取組などについてそれぞれ説明を受けた。

　続いて、児童たちは稚魚放流を体験。５０００匹の稚魚を「元気でね」などと声をかけながらコップを使って川に優しく放流した。

　このあと、代表児童が「留萌川や留萌川の生物について教えていただきありがとうございます。稚魚の放流についても勉強になりました」とあいさつした。

(学校 2022-07-12付)