喜茂別小 4年度働き方改革実施計画 ICT活用し在宅授業 CS活用は対象学年拡大(学校 2022-07-06付)
【小樽発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた喜茂別町立喜茂別小学校(木村明彦校長)は、4年度実施計画をまとめた。タブレット・電子黒板の活用や、児童がコロナ等で学校を休んだ際に家庭と学校をつないで行う在宅授業など、ICTを活用した業務を推進し、関係業務の所要時間削減30%以上を目指す。コミュニティ・スクール(CS)制度を導入した学習については、本年度から対象学年を拡大し、授業改善・業務効率化を推進する。このほか、教職員の在勤時間の可視化や目標退勤時間を定めるなど、職員の在校等時間に対する意識向上を図っていく。
実施計画の概要はつぎのとおり。
推進地域の取組
【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】
▼具体的な取組
▽町教委による長期休業中の補充学習の実施
▽町教委への提出書類の簡化
▼到達目標
▽全小・中学校の児童(高学年)生徒を対象に夏季・冬季休業中の2回実施
▽教育課程編成届の簡略化、年間指導計画提出の効率化およびペーパーレス化
【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】
▼具体的な取組
▽校務支援システムの活用推進
▽ICTの積極的な活用
▽教頭への支援
▽地域と学校の連携・協働
▼到達目標
▽システムを活用した勤務時間の管理および可視化に取り組む学校100%
▽ICT環境の整備、研修会の開催
▽教諭および事務職員の標準職務例を学校管理規則等に位置づけ
▽コミュニティ・スクールの推進
【成果の把握、検証および各種研修会での普及】
▼具体的な取組
▽出退勤管理システムによる在校等時間の推移と分析
▽町内働き方改革報告会の開催
▼到達目標
▽各校在校等時間の分析を行いHPにて定期的に公表
▽推進校を中心とした報告会年2回実施。好事例の横展開を図る
【教育職員の勤務実態にかかる公表等理解促進】
▼具体的な取組
▽出退勤管理システムによる在校等時間の推移と分析(再掲)
▽町HP等の媒体を活用し、働き方改革の目的や取組内容について地域住民に対する広報活動を行う
▼到達目標
▽前述に同じ
▽町HPおよびIP告知端末等への掲載
【部活動の在り方に関する検討】
▼具体的な取組
▽学校ニーズの把握と地域スポーツ団体との連携に係る検討を進める
▼到達目標
▽地域にあるスポーツ団体との連携について検討を進める
▽町内校長・教頭会議での意見交換を実施する
目指す学校の姿
▼目標
教員のこれまでの働き方を見直し、自らの授業を磨くとともに日々の生活の質や教職人生を豊かにすることで、自らの人間性や創造性を高め、子どもたちに対して効果的な教育活動を行うことができる学校。
推進校の必須取組
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽在校時間に対する意識向上を図る(人事評価制度の活用)
▽授業・教材準備の効率化推進する(ICT活用によるデータ蓄積と共有)
▽学校行事見直しを行う(行事内容精選・通常授業との関連を図る)
▼到達目標
▽働き方改革推進コアチームで検討し、手引きに掲げられたABC各項目について、それぞれ3点以上取組を進める
【全ての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録・分析・可視化】
▼具体的な取組
▽校務支援システムを活用し、在勤時間の可視化や研修を行う等、職員の意識向上を図る
▽職員との面談を定期的に実施、また超過勤務が常態となっている職員は適宜実施する等、原因分析を行い改善を図る
▼到達目標
▽毎月の在勤時間データの可視化を行い、全職員に対し面談を年3回実施する
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】
▼具体的な取組
▽喜茂別町教委主催で長期休業中の補充学習を実施―働き方改革推進コアチームにおいて、新たな取組について検討する
▼到達目標
▽夏季・冬季休業期間、各3日間町教委によって開催
推進校の選択取組
【北海道アクションプランに掲げる取組】
▼具体的な取組
▽ICTを積極的に活用した業務等の推進
▽地域との協働の推進による学校を応援・支援する体制づくりの推進
▽教諭等および事務職員の標準職務の明確化
▼到達目標
▽関係業務の所要時間縮減率30%以上(3年計画・最終到達目標50%)
▽関係業務の所要時間縮減率10%以上(3年計画・最終到達目標20%)
▽教諭等の学級関連事務業務の縮減率10%以上(3年計画・最終到達目標20%)
(学校 2022-07-06付)
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