財務省参事官講師に遠隔授業 社会に希望持ち貢献を 南茅部高生4人が受講(学校 2022-07-08付)
日本の財政状況を解説した
道高校遠隔授業配信センター(=T―base、元紺谷尊広センター長)は6月下旬、財政問題に関する遠隔授業を実施した。財務省大臣官房参事官(主計局)の田岡卓晃氏(役職は当時)が、国債依存度の上昇など日本の財政問題を解説。コロナ禍を経て今後の社会が大きく変化していくとし「社会に希望を持って貢献してほしい」と呼びかけた。
授業は、財務省の担当者から日本の財政や未来について解説してもらうことによって財政に関わる問題を深く理解し、自分たちの課題の一つとして認識することで、主権者意識のかん養を図ることを目的としている。南茅部高校の生徒4人が受講した。
田岡参事官は、日本の財政状況を解説。予算について、国の一般会計歳出に関して主に社会保障、国債費、地方交付税交付金等が約4分の3に使われていることを説明した。
また、国債に大きく依存しているわが国の財政状況についても解説。財政状況悪化の要因として高齢化に伴う社会保障関係費の増大や、近年の新型コロナウイルス感染症対応などを挙げ、持続可能な社会保障制度の構築に向け、社会保障給付と国民負担の関係性を引き続き議論する必要性を示した。
生徒からは「日本の財政について知らなかったので話を聞けて勉強になった」「自分の生活のため、お金がどんなことに使われているのかが分かった」「日本の借金が返さなければいけないものと分かったが、目標を立てて計画的に返すことはできないのだろうか」など多くの声が挙がった。
田岡参事官は「新型コロナが収束すると観光客も徐々に増えることが予想される。希望を持って社会で活躍し、地域を元気にしてほしい」と話した。
(学校 2022-07-08付)
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