広場にキッチンカー出店　留辺蘂高　課題研究・福祉ゼミ　メニュー開発、調理、販売

（学校 2022-07-20付）

地域の特産品を使用したハンバーガーを販売した

　【網走発】留辺蘂高校（工藤昌彦校長）は１２日、北見市留辺蘂自治区内のきごころ広場にキッチンカーを出店した。総合的な探究の時間「課題研究」における福祉ゼミの取組で、３年生９人が、自らメニュー開発したハンバーガーを調理、販売。多くの地域住民らが訪れ、盛況ぶりを見せた。

　本年度の福祉ゼミでは、地域の就業機会を創出することで地域活性化や障がい者雇用につながるのではないかとの仮説のもと、キッチンカーを出店する活動に取り組んでいる。

　北見市のほほえむ希望プロジェクト事業、留辺蘂自治区まちづくりパワー事業と連携しており、（株）地域価値協創システム、ＮＰＯ法人福祉サポートきらきら本舗、ＮＰＯ法人マイスペース美幌、ＮＰＯ法人北見ＮＰＯサポートセンターなどの協力を得て、生徒たちは出店に向けた準備を進めてきた。

　４～６月にかけて、キッチンカーで販売するメニュー開発に着手。「昼に出店する」「地域の特産品である豆を使う」という観点を踏まえ、白インゲンマメを使ったパテが特徴の、気軽に食べられるハンバーガーを開発した。

　当日は１個５００円で１００個を限定販売。多くの地域住民らが訪れ、ハンバーガーを買い求めた。

　生徒たちは、調理、接客、会計などの担当に分かれ、心を込めて商品を客に届けた。

　参加した伊藤京介さんは「思ったよりたくさんの人が買いに来てくれた。キッチンカーの取組をもっといろいろな人に知ってもらえるよう頑張りたい」と話した。

　今後、８～１０月の間で２回出店する予定だ。

(学校 2022-07-20付)