諮問事項3件全て承認 札幌静修高で通信制普通科新設 第1回道私立学校審議会
(道・道教委 2022-06-28付)

 道私立学校審議会は23日、4年度第1回審議会を開き、高校2件、各種学校1件の計3件の諮問事項を全て承認した。

 高校では、札幌静修高校の広域通信制課程の設置認可を承認。通信制の普通科を新設するもので、収容定員は360人。

 北海道および東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、京都府、福井県、石川県、福岡県、佐賀県の12都道府県で通信教育を行う。

 連携協力校は、東京電子専門学校、大阪キャリナリー製菓調理専門学校など5校。学習等支援施設は(株)マイファーム東京オフィスなど6施設。

 教職員組織は教諭4人、講師18人など26人体制で、講師は全員兼務。5年4月1日に設置する。

 また、北海道科学大学高校の学科廃止を承認。全日制工業科(定員240人)を工学科志願者減少のため廃止するもの。4年3月に全員卒業している。

 各種学校では、理知の社日本語学校函館校の設置を承認した。学校法人理知の社(麦島善光理事長)が函館市千歳町3―2に設置するもの。

 日本の大学や専門学校に進学を希望する外国人留学生などに対して、日本語で不自由なくコミュニケーションが図られる日本語能力を育成し、日本の「文化」や「習慣」などの日本教育を通して日本に対する理解を深め、大学等に進学させることおよび国際文化交流に寄与する人材を育成することを目的とする。

 収容定員100人の日本語学科を設置し、年間800時間の授業を行う。教職員組織は8人。

 設置時期は「知事の認可日」としている。

(道・道教委 2022-06-28付)

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