釧路湖陵高 国際合同授業に参加 SDGsサイト制作へ 道東の魅力発信 7月報告会(道・道教委 2022-06-28付)
授業は全て英語で進行した
【釧路発】釧路湖陵高校(塙浩伸校長)は25日、ニュージーランドとの合同プログラミング講義「Code Camp(コード・キャンプ)」に参加した。海外7ヵ国の生徒と共にウェブサイトの作成方法を学習し、道東のエコツーリズムを紹介するサイトづくりに取り組んだ。7月2日の報告会で各国の代表が発表する。
教育分野の協力に関する覚書を道教委と締結したエデュケーション・ニュージーランド協力のもと初めて実施したもの。プログラミング講義を通してSDGsに関するウェブサイトを作成するほか、海外生徒との交流を通して生徒のICT活用能力と英語によるコミュニケーション能力の向上、異文化に対する理解促進を図る。
8ヵ国から生徒約40人が参加。日本からは同校の2・3年生5人が参加した。
授業では、ニュージーランドの講師が同国の教育省と現地の企業が開発したプログラム教材を利用したウェブサイトの作成方法を講義した。生徒たちは真剣な様子で授業に臨み、文章の作成、画像・動画の追加、リンクの設定の方法などを学習。言語の壁もあってか当初は戸惑っていた様子の生徒も徐々に慣れ、道東のエコツーリズムを取り上げたウェブサイトの作成に取り組んだ。
最後に各国の生徒が試作したウェブサイトを発表。釧路湖陵高は特別天然記念物である阿寒湖のマリモやアイヌ文化の体験などを英語で紹介した。
参加した3年生の松本萌希さんは「海外の人たちと交流ができてとても楽しかったし、サイト作成に大きな達成感を感じた」と感想を。「一番大切にしたいのは自分たちの国や北海道の魅力を多くの人たちに知ってもらうこと。順位より最優先で取り組みたい」と報告会に向けて意気込みを語った。
(道・道教委 2022-06-28付)
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