4年度研究校は165校 小学校5学年を追加 道教委 少人数学級実践研究事業
(道・道教委 2022-06-24付)

表
4年度少人数学級実践研究校(クリックすると拡大表示されます)

 道教委は、少人数学級実践研究事業による4年度研究校をまとめた。本年度は小学校の第5学年を対象に追加し、小・中学校合わせた研究校は延べ165校となっている。管内別では上川が28校と最も多く、石狩、十勝などと続いた。これによって札幌市を除く道内の全小学校で1~4学年までの少人数学級の導入が完了。5年度は5学年、6年度は6学年と対象を拡大する。

 3年3月の義務標準法改正に伴い、公立小学校の学級編制の標準は40人から35人へと段階的に引き下げられることとなった。道教委は2年度から国の加配を活用して対象学年の拡大を図っており、国より1年先行する形で小学校の少人数学級が実現する見通し。

 事業は、少人数学級編制に関する研究校を指定して効果的な指導方法の在り方に関する実践的な研究を行うもの。対象学年の基準学級数を1学級増やし、教員1人を配置する。

 指定を受けた研究校では、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善のほか「日常の生活に関する基本的生活習慣の定着」「学習に関する基礎・基本の定着」「生徒指導の充実」「学校経営の充実」の観点を踏まえた研究課題に取り組む。研究期間は1年間。

 本年度の研究校は延べ165校。内訳は、小学校第4学年が77校、第5学年が40校、中学校第1学年が48校となっている。

 管内別にみると、上川が28校、石狩が26校、十勝が22校、胆振、オホーツクがいずれも16校などと続いた。

 道教委は今後、5年度に5学年の全校と6学年の40校程度、6年度に6学年全校で少人数学級を導入することを検討している。

(道・道教委 2022-06-24付)

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