札幌市教委　５年度学校施設整備　改築　新たに向陵中など　長寿命化は清田小、幌北小等

（札幌市 2022-06-30付）

札幌市教委２３年度学校施設環境改善交付金概算要望額（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、５年度学校施設整備に係る概算要望額を取りまとめた。公立学校施設整備負担金の事業費、学校施設環境改善交付金の事業費に当たる配分基礎額を合わせた要望総額は２１２億５９３３万円。３年度補正予算を含む４年度内定額と比べて２倍増となった。交付金は、危険改築・不適格改築に合計７０億３４２０万円を計上。新規に向陵中学校、明園小学校の２校に着手する見込み。長寿命化改良は、校舎、屋体合わせて延べ３１校に９７億４８１６万円を充てる。負担金は、定山渓地区義務教育学校整備などに１７億４５９２万円を要望する。

　負担金の事業費、交付金の事業費に当たる配分基礎額をベースに算出。

　交付金事業は、配分基礎額に１９５億１３４１万円を積み上げた。区分別では、危険改築・不適格改築（重複含む）に７０億３４２０万円を措置。新規の向陵中、明園小や、継続分の山の手小学校、光陽小学校など校舎、屋体延べ１８校で改築を進める。

　長寿命化改良は、校舎、屋体延べ３１校の整備に９７億４８１６万円を計上。うち新規は清田小学校、幌北小学校、澄川西小学校、緑小学校など延べ１６校を見込んでいる。

　門や囲障などの防犯、トイレ、バリアフリー化、不足教室の整備等を対象とした大規模改造には１４億６０００万円を計上。うちバリアフリー化は８８校で整備を進める計画だ。

　調理場の改築・新増築は９校に４億３４９８万円を充てた。非構造部材の耐震化には６億円を措置した。

　一方、負担金事業をみると、事業費に１７億４５９２万円を計上。茨戸小学校の増築、定山渓地区義務教育学校整備などを要望している。

(札幌市 2022-06-30付)