ＳＧＳＣ　３年度小学校スキー学習　小５７校にサポーター派遣　人員確保に貢献　指導望む声

（札幌市 2022-07-01付）

　さっぽろグローバルスポーツコミッション（ＳＧＳＣ、会長・秋元克広札幌市長）が３年度に実施した小学校スキー学習支援事業の実績がまとまった。市内の小学校５７校にスポーツボランティア「スマイル・サポーターズ」を派遣。実施校からは「コロナ禍で教職員の人手が不足する中、大変助かった」「指導人数が不足しているので、ぜひスキー指導もお願いしたい」などの声が寄せられている。

　ＳＧＳＣは、市民・団体の多様な交流を支えるとともに、スポーツボランティア「スマイル・サポーターズ」を管理し、各種スポーツ大会へサポーターを派遣している。

　２年度から、スマイル・サポーターズの新たな取組として小学校スキー学習支援事業を実施。スキー学習の支援を行う保護者等の確保が困難な小学校にスマイル・サポーターズを派遣することで市民ボランティアが子どもたちの学びを支え、ボランティアの活動の場を拡大すること目指している。

　２年度は、モデル校として三角山小学校、山の手小学校、発寒西小学校、稲積小学校の計４校を指定。延べ９３人のサポーターを派遣し、全１９回の授業を行った。

　３年度は、市内の小学校５７校に延べ４３７人（実人数９５人）のサポーターを派遣。児童たちはサポーターの支援のもと、安全にスキー学習を楽しんだ。

　サポーターは、主に教員が指導する授業をサポート。スキー板の出し入れやスキー脱着時の補助、スキーが苦手な子どもへの転倒時の補助など、教員の指示による補佐役を担った。

　事業実施校からは「担任だけではフォローできない子どもへのサポートがとても助かった」「コロナ禍で教職員の人手が不足する中、大変助かった」「先生たちの中にもスキーが得意ではない人もいて指導人数が不足しているので、ぜひスキー指導もお願いしたい」などの声が挙がった。

　ＳＧＳＣは、本年度も事業を実施する方向で検討。秋ごろから事業実施校を募集する予定だ。

(札幌市 2022-07-01付)