第８回全国女子相撲　中・高の部　札幌向陵中　服部さん優勝　中学生初　全大会制覇を

（札幌市 2022-07-04付）

市役所を訪れて結果報告した服部さん（中央）

　札幌市立向陵中学校（原田之彦校長）２年の服部亜豆紀さんが、５月に行われた第８回全国女子相撲選抜ひめじ大会中学高校の部・軽量級で、中学生として初めて優勝した。中学生女子が出場できる相撲の三大大会のうち２つを制する快挙を成し遂げた。服部さんは「残る大会も優勝し、三大大会全て制覇したい」とさらなる飛躍を目指す。

　６月２７日、札幌相撲連盟の白神治理事長や両親らと共に市役所を訪れ、石川敏也副市長に結果を報告した。

　服部さんは小学２年生のときに参加したわんぱく相撲で、年下に負けた悔しさから相撲を始めた。

　４年生からは札幌すもうスポーツ少年団に入り、週２回の稽古に励む。押し相撲が持ち味で「一瞬にかけて鍛練するのが楽しい」と父親と取り組む筋力トレーニングにも力を入れる。

　５月に行われた全国選抜大会中高生の部・軽量級には、高校生を含む２０人が出場。体格差で勝る相手を物ともせず、見事に制した。この階級で中学生が優勝するのは初めて。

　服部さんは、昨年１０月の全日本中学生女子相撲大会でも優勝を果たした。つぎは、７月に行われる全日本女子相撲岐阜大会でのタイトル獲得を目指す。「今回優勝できたのは、支えてくれた白神先生や両親、少年団のみんなのおかげだと思っている。残る大会も優勝し、三大大会全て制覇したい」と意気込んでいる。

(札幌市 2022-07-04付)