道教委 健康教育推進リーダー 各校種4校の養教に 生活習慣定着等へ研究推進(道・道教委 2022-07-01付)
道教委は本年度から新たに指定する健康教育推進リーダーとして、旭川市立東町小学校など各校種4校の養護教諭に決定した。生活習慣の定着や目の健康などをテーマに児童生徒の健康課題の解決に向けた実践研究を開始。12月の健康教育推進研修会で実践発表し、成果の普及を図る。
道教委がことし3月に公表した2年度公立学校児童等の健康状態に関する調査報告書によると、虫歯や裸眼視力1・0未満の道内児童生徒の割合は総じて全国平均を上回っていることが判明。また、養護教諭の3割が初任段階の教諭で、資質・能力の育成が課題となっている。
このため道教委は本年度から健康教育推進リーダー育成事業を開始。広域分散な道内各地において児童生徒の健康問題の解決や初任段階の養護教諭の資質・能力の向上を効果的に推進するため、健康教育を推進するリーダーを育成して望ましい生活習慣の定着などに関する実践研究の推進と成果の普及、健康教育の一層の充実を図る。
4年度の健康教育推進リーダーは旭川市立東町小、江別市立江陽中学校、室蘭清水丘高校、岩見沢高等養護学校の養護教諭。学校の実態に応じて「望ましい生活習慣の定着(生活リズム、スクリーンタイム、虫歯、食など)」「目の健康」「メンタルヘルス」「感染症予防」「性に関する指導」などのテーマを設定して研究に取り組む。健康データを活用した個に応じた指導、専門家との連携、ICTの効果的な活用などを重点に取組を推進する。
また、初任段階養護教諭等研修(1年次、2年次)の講師を担当。年4回のミーティングに参加して取組の充実に向けた協議を行い、12月に予定している健康教育推進研修会で研究実践を発表する。
(道・道教委 2022-07-01付)
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