道スポーツみらい会議１７日に発足　官民連携でスポーツ振興　全国レベルの大会など誘致

（道・道教委 2022-07-05付）

　道は、本道のスポーツ振興を図る新たな官民連携組織「北海道スポーツみらい会議」（仮称）を立ち上げる。行政だけでなく、経済界やプロスポーツチームなどが連携し「北海道スポーツ条例」の目的・理念の実現に向けた活動を展開。全国レベルの大会・合宿の誘致などを行っていく。１７日に札幌市内で設立セレモニーを開催する予定だ。

　道議会全会派で作成し、ことし新たに施行した北海道スポーツ条例では、本道のスポーツ推進に関する理念や施策の基本となる事項を定め、知事に対し総合的・計画的に施策を推進するよう求めている。

　これを踏まえ、鈴木直道知事は１定道議会で「オール北海道による新たな官民連携組織づくりを進める」「私自らも先頭に立ち、一過性ではなく、長期的な視点を持ってスポーツを通じた人づくりや地域づくり、誰もがスポーツに親しむことができる環境づくりを進めるなど、本道スポーツの一層の振興に取り組んでいく」との考えを示していた。

　道スポーツみらい会議は、行政、経済界、教育機関、スポーツ団体、プロスポーツチームなどが本道のスポーツ振興について連携し、条例の目的・理念の実現へ取組を行っていくもの。

　プロ野球の北海道日本ハムファイターズや、プロサッカーの北海道コンサドーレ札幌、オリンピック等のメダリストで構成する北海道オール・オリンピアンズの参加を予定しており、全国レベルの大会や合宿の誘致などを行い、本道のスポーツの一層の振興や経済の発展などを目指す。

　本道の広域性を考慮し、メールや電話、オンラインなどの通信手段を用いて情報共有や意見交換などを行っていく考え。

　構成員には道教委も参加しており、部活動の地域移行に関する検討も同会議の中で行っていく考えだ。

　１７日に札幌市内のホテルで設立セレモニー「北海道スポーツのみらいを拓く集い」を開催。新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のため会場参加者は限定し、ユーチューブでライブ配信を行う。

　道民に広く周知するためオンデマンド配信も行う予定。

(道・道教委 2022-07-05付)