安平町４年度教育行政執行方針　早来小に通級指導教室　校務支援システムを準備

（市町村 2022-07-07付）

安平町教委・種田直章教育長

　【苫小牧発】安平町教委の種田直章教育長は４年度教育行政執行方針で、義務教育学校早来学園の来年度開校に向けた準備を進めることなどを示した。このほか、早来小学校に通級指導教室を開設し個に応じた指導・支援の質の向上に努めることや、来年度の統合型校務支援システム運用に向けた準備を進めることを説明した。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

▼就学前教育・保育の推進

▽就学前教育・保育の推進

▽子育て支援の充実

▼学校教育の充実

▽授業改善の推進による教員の授業力の向上

　前年度改訂したハンドブック『主体的・対話的で深い学びの実現～実現する子どもの姿をイメージした授業づくり』の活用によって教員の授業力向上、児童生徒の学力向上を目指す。

▽社会に開かれた教育課程の充実

　早来小をモデル校として「あびら教育プラン」を教育課程に位置づけ、探究的な活動に対する教員の識見を高めるとともに、児童生徒の学習活動の充実を支援する。キャリア教育、産業教育、ふるさと教育の充実に努める。地域学校協働本部の来年度設立を目指して具体的な検討を進める。

▽ICT機器やデジタル教材の活用に関する研修の充実

▽小中一貫教育の充実

　６年生を対象とした中学校教員による乗入授業を行う。先進校視察の成果を還流し教員の小中一貫教育に対する理解を深められる機会の充実に努める。

▽特別支援教育の充実

　早来小に通級指導教室を開設した。今後も子に応じた指導、支援の質向上に努める。

▽学校における働き方改革の推進

　統合型校務支援システム導入の準備を進め、来年度から運用できるよう検証作業を進める。中学校に部活動指導員を配置するとともに、休日の部活動の地域への移行の具体策を検討する。

▽早来学園開校に向けての諸準備の推進

　開校に向けたスケジュールを関係者と共有しながら、より良い学校の実現を目指して協議と準備を進める。

▽小・中学校における服務規律の徹底

▽追分高校への支援

　町内在住生徒を対象にJR定期券購入費用を全額補助する。タブレット端末も購入費用を補助する。

▼社会教育の充実

▽平和教育の充実

　広島平和記念式典への派遣事業を基本としながら、より多くの児童生徒の学びにつなげられるよう、視察先や学習内容、報告会のあり方などを検討する。

▽学習意欲の高揚と学習活動への参加の促進

▽町民自らが企画・立案し運営する学習活動に対する支援

▽芸術・文化団体への支援の強化と地域間の一体化の促進

▽国際理解教育の推進ならびに地域間交流への支援

▽生涯スポーツの支援

▽社会体育施設の利用促進

▽早来町民センター改修方針の検討

(市町村 2022-07-07付)