道教育大と連携し新プログラム　教員基礎コース開始　道教委　札幌北陵高で試行授業

（道・道教委 2022-07-11付）

　道教委の倉本博史教育長は７日の記者会見で、本年度から北海道における教員基礎コース「みらいの教員養成プログラム」を開始することを明らかにした。道教育大学と連携し、教員志望の高校生に教育プログラムを提供するもの。札幌北陵高校で１０月から授業を開始する予定で、来年度は旭川市、釧路市内の高校へと対象を拡大する。

　みらいの教員養成プログラムは、高校段階から教員の仕事を理解して教員になるための素養を高め、意欲の高揚を図ることを目的として、道教育大と連携して開始するもの。

　プログラムの内容は教職、教育学、教育心理学等に関する講義、大学生との交流、小学校等での現場実習などを予定。

　本年度は札幌北陵高で２年次の希望者を対象に学校設定教科設定科目「教員基礎」の授業を実施する。５年度は３年次で「教員基礎探究（仮）」を開設する予定で、計２単位の授業となる。

　５年度からは事業を本格的に実施し、札幌北陵高以外の道央圏の道立高校や、旭川市、釧路市内の高校でも実施する予定。

　教員志望者向けの教育プログラムを提供している高校は少なく、道外では千葉県や奈良県などで実施している。

(道・道教委 2022-07-11付)