道教委　４年度ＳＣ（札幌市除く）　７管内で配置率９割超　小４管内、中６管内で１００％

（道・道教委 2022-07-13付）

４年度スクール・カウンセラー配置率・独自配置除く（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、札幌市を除く道内におけるスクールカウンセラー（ＳＣ）の４年度配置計画をまとめた。ＳＣ活用事業によるＳＣの配置率は前年度と比べ４・４ポイント増の８８％で、７管内で９割以上となる予定。小学校は４管内、中学校は６管内で１００％となる見通しだ。

　道教委は平成１３年度からＳＣ活用事業を開始。ＳＣを公立学校に配置し、児童生徒へのカウンセリング、教員・保護者への助言を行い、児童生徒の心の悩みの深刻化や、いじめ・不登校などの問題行動の未然防止、早期発見・対応を図っている。

　配置方法は、１つの学校に定期的に勤務する単独型、市町村単位で配置して必要に応じて域内の小・中学校を訪問する巡回型、拠点校である中学校から必要に応じて小学校に派遣する拠点・派遣型の３類型としているほか、ＳＣ未配置の学校に対しても緊急に児童生徒の心のケアを必要とする案件が生じた場合などに随時派遣している。

　本年度のＳＣの配置予定校数（市町村独自の配置校除く）は１３０７校。内訳は小学校が６７２校、中学校が４１７校、義務教育学校が１６校、中等教育学校が１校、特別支援学校が１７校、高校が１８４校となっている。

　全校種合わせた配置率は前年度と比べて４・４ポイント増の８８・０％。

　校種別では、小学校が８９・１％、中学校が９１・９％、義務教育学校が８４・２％、中等教育学校が１００％、特別支援学校が２５・４％、高校が９６・３％となった。

　配置率１００％となった管内は、小学校は空知、渡島、宗谷、根室の４管内、中学校は空知、石狩、渡島、宗谷、釧路、根室の６管内となっている。

(道・道教委 2022-07-13付)