道特長 第1回理事研究協 基本方針成案化へ総力 障がい種別事業計画決定(関係団体 2022-07-26付)
道特別支援学校長会(友善学会長)は19日、オンラインで本年度第1回理事研究協議会を開いた。開会あいさつで友善会長は、新型コロナウイルスについて「夏季休業期間の感染者数の推移を注意深く見守り、来る2学期に備える必要がある」と指摘。また新たな特別支援教育に関する基本方針について「大変重要な計画。校長会の総力を挙げ、意見集約に努める」と述べた。議事では、障がい種別校長会や地方支部の事業計画を決定した。
友善会長は、新たな「特別支援教育に関する基本方針」の来年3月の成案化に向けたスケジュールについて、8月に素案のまとめ、10月にパブリックコメントと「大変タイトなスケジュールだが、北海道の特別支援教育の充実に向け、大変重要な計画。校長会の総力を挙げ、意見集約に努め、より良いものにしていく必要がある」と述べ、会員の協力を求めた。
さらに、定年延長制導入に向けた検討案について「校長会への情報提供、意見集約を経ることができないままに公表され、意見集約の作業に入っている」と指摘。「65歳定年制導入に向けたスケジュール、取り扱いが示され、制度の流れが明確となり、今後に向けた見通しが持ちやすくなったが、新採用者の取り扱いについては未だに情報はなく、今後、将来に向けて優秀な人材を確保し、持続可能な学校経営を行っていく上で、大きな懸念材料となっている」とし「今後とも注視していかなければならない」と述べた。
このあと、本年度の各障がい種別校長会や各支部の事業計画、道特長の夏季研究協議会(8月2日、リモート)の内容を決定。
また、会の60周年記念式典を6年1月に札幌市内で開催することとし、本年度中に方向性を決め、来年度本格的な準備にかかる計画とした。
また、北海道大学からの教員養成事業への派遣要請について、会が窓口となり関係する特別支援教育の研究団体を紹介することとした。
各障がい種別校長会の本年度の事業計画の概要はつぎのとおり。
▼北海道盲学校長会
・北海道視覚障害教育研究大会=11月17、18日(札幌市参集とリモートのハイブリッド)
・盲学校校長・教頭等合同研究協議会=12月5日(4校リモート)
・北海道盲学校文化体育活動発表会=9月8、9日(札幌市)
・科学へジャンプin北海道2022=10月1日(札幌市)
▼北海道聾学校長会
・冬季研究協議会=5年1月5日または6日
・聾学校校長・教頭合同研究協議会=夏季研7月(未定)、秋季研11月(未定)
・北海道聴覚障害教育研究大会札幌大会=9月29、30日
▼北海道特別支援学校知的障害教育校長会
・第2回夏季研究協議会=8月2日(参集予定)
・第3回冬季研究協議会=5年1月5日または6日(参集予定)
※次年度予定されている、全知長全国大会北海道大会に向け具体的検討に入る
▼北海道特別支援学校肢体不自由教育・病弱教育校長会
・冬季校長研究協議会
・校長・副校長・教頭合同研究協議会=第1回9月(リモート)、第2回5年2月(リモート)
・肢体不自由教育専門性向上セミナー=7月28・29(拓北養護学校、リモート)
・北海道肢体不自由養護学校体育大会=8月30日(旭川養護、7校リモート)
・北海道肢体不自由教育研究協議会=5年1月11日(網走養護、リモート)
・北海道病弱教育研究連盟研修会=12月26日(山の手支援学校、手稲養護三角山分校)
(関係団体 2022-07-26付)
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