札幌新川高生徒が交流授業　小学生の学びデザイン　新川小、新光小で算数指導

（札幌市 2022-07-27付）

自作の教材を使って授業を行った

　市立札幌新川高校（矢田春義校長）は１４日と１９日、新川小学校と新光小学校の児童との交流授業を行った。前年度スタートした「学びのデザイン」プログラムの一環で実施したもの。生徒たちは両校を訪問し、自ら作成した指導案や教材を駆使して算数の授業を展開した。

　「学びのデザイン」プログラムは高校生が小学生に教科指導を行うことで学習に対する取組を見直すことを目的に前年度から開始したもの。総合的な探究の時間の一環で新川高の生徒が新川小と新光小の児童と交流している。

　初年度は試行的に小学４年生の外国語活動の授業で実施。生徒たちは自ら指導案や教材を作り、クラス内での模擬授業を経て、実際に小学生を指導した。

　本格実施となる本年度は、１４日と１９日に新川小と新光小を訪れ、算数の授業を実施。生徒たちは小学生が楽しく学べる雰囲気づくりに奔走し、自作の指導案・教材を駆使して授業を展開した。

　授業を行った生徒からは「思っていたよりも人に教えるのは難しかった」と話した。

　今後は、１０月ごろに「学びのデザイン」のまとめとして個人発表を行う。

　同プログラムに関わって、１２月には１年生が小学４年生の外国語活動の授業を行う予定だ。

(札幌市 2022-07-27付)